皆様、はじめまして。
今回のブログを担当させていただきます、
スタッフの猪本といいます。
熊本県出身で、大学進学とともに26歳のときに京都に参りました。
中学3年~高校1年のときに不登校、
予備校生時代に引きこもり傾向を経験しています。
そういった経験を活かした仕事に就きたいと思い、
現在、対人援助職として働いています。
どうか、よろしくお願いいたします。
さて、4月15日、♪らるご♪家族相談会
2クール目の第2回が行われました。
今回は、10名のご家族の方々にご参加いただきました。
まずは、心の回復プロセスのレクチャーが行われました。
私も、自分の引きこもり傾向だった頃、
特に安定期の後期~始動期を振り返っていました。
私の場合は、家を出なければならない場面になると、
吐くというのを繰り返していました。
何も食べてなくても出かける前になると戻す…という感じでした。
他には、人と話すときは背中に寒気がして、
変なことを言ってるんじゃないかと
話す度に緊張していたのを覚えています。
そして家に帰ると、その緊張がとけて頭が痛くなり、
表情をつくるのに必死だったのか、
もみあげ近辺の顔の筋肉がこわばっていたように思います。
吐くというのが一番長い時期、回数を減らしながら、
大学入学後半年ぐらいまでは続いたかなと思います。
家族相談会に話を戻して、レクチャーの次は、
円になってそれぞれのご家族様の近況をお聞かせ頂く、
“聴く会”になりました。
スタッフとして話を聞かせて頂きながら、
そう言った言葉をもらえると安心するなぁ、
声かけをしてもらうとありがたいなぁなど、
思いながら聞かせてもらっていました。
私は経験者というのもあり、
どちらかというと当事者視点で聴かせて頂いています。
当時の私は、親がどう自分を思っているのかが分からず、
こちらからは話すことができずにいました。
今思うと、そういった不安や思いを話すことができないのが、
“吐く”という行為にあらわれていたのかなと思います。
話を聞かせて頂きながら、親御さんの方々が本当に色々考えながら、
当事者の子どもさんに関わっておられること、本当に頭が下がります。
そういった関わりや支えがあったからこそ、
自分も立ち直れたと思っています。
中々思ったように進まずに、親子ともにイライラ、鬱屈、
色々な感情がめぐるとは思いますが、
それぞれの回復段階にあった見守りで
支えていただければと思っています。
♪らるご♪に関わる一人として、
そういった親御さんの関わりを支えていけるように、
考え、努力していきたいと思います。
(スタッフ 猪本)