2024年1月28日日曜日

第2クール第11回家族相談会『就労支援について~自立に向けて~』

 こんにちは、久しぶりにブログを担当します、猪本です。
ここ最近は冬らしい寒さが続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、2024年1月21日(日)、
♪らるご♪家族相談会3クール目の第5回が行われ、
10名のご家族の方々にご参加頂きました。

今回は、スタッフ藤原による“就労支援”についてのレクチャーが行われました。
その中で私が印象に残ったのは、
“行動できる環境を探します”のうちの
「苦手なことを避ける」という部分です。
苦手なことを避けるにはまず自分の苦手なことを知っていくことですが、
それを知ると自分の苦手な部分がクローズアップされて、
最初は落ち込むかもしれません。
でも、その苦手な部分を知ることで私は2つ気づけたことがあったので、
それを書こうかと思います。

私は引きこもり傾向だったときに、
<外に出るには絶対に人に慣れないといけない>
<人混みが平気にならなければ、到底、次のステップ(進学・就職)には進めない>
と思い込んでいました。
しかし、やっとの思いで気合を入れて外に出ると
人の笑い声は自分を笑っているように聞こえるし、
人の話し声は自分の噂をしているように思えるし、
帰ると緊張がとけて疲れて頭の芯が痛くなり、
こんな状態では…と自分を責めて落ち込んでいました。
振り返ると、自己肯定感の低さがかなり影響していたと思います。

では、今はどう変わったかというと、
<人混みが苦手な自分がいていいんだ>
と思えるようになってきました。
苦手な自分の部分を受け入れられたことで、
以前より自分を責めなく、許せるようになりました。
言葉にすると「苦手やし、しゃーないか」と言う感じです。
これがまず一つです。

もう一つは、苦手なことを頑張った・頑張っているんだなと
思えるようになったことです。
前よりは薄れてきていますが、電車・バスやレストランなどの場での
人の笑い声や話し声は未だにあまり好きではありません。
でも“人混みが苦手”は、社会生活を生きる上で
どうしても避けられない場面が出てきます。(通学や試験など)
そんな時はやはり気合を入れて、
自分を奮い立たせて乗り切るしかありません。
乗り切った後は、今日はしんどかったけど
自分頑張ったなと思うことが今はできます。

ただ、この2つ目は、苦手なことを乗り切れるだけの
エネルギーが足りていればという条件があります。
(その判断は難しいですが、当事者の自分が一番分かっているかも…?)
もし、無事に乗り切ったのならば相当な頑張りです。
つまり他の人よりもマイナスからのスタートで、
その状況を乗り切ったという事です。
もちろん、苦手を努力で得意に変えれる人もいるかと思います。
それが出来たら最高ですが、
マイナスからのスタートなので、中々大変です。
なので、まずはマイナスからのスタートで頑張っている自分を
認めてあげてほしいと思います。

苦手なことを知ること、決してマイナスばかりではありません。
もし避けられない苦手なことをこれから頑張ろうとしている、
もしくは頑張ってきたことが見つかったら、
自分を褒めてほしいし、

親御さんも気づいたら褒めてあげてほしいと思います。

それでは、また来月、よろしくお願いします。
(スタッフ 猪本)

2023年12月27日水曜日

第2クール第10回家族相談会「家族システムから家族を見る」

 家族相談会はこんな会です

12月の家族相談会は、寒い日にもかかわらず6名の親御さんがご参加くださいました。
今年3月から第2クールが始まり、前半期は毎回10名以上のご参加がありましたが、
後半期になってからは個別相談を始める方もあって、ご参加は6~7名になり、
ゆっくりお話して頂いています。

ひきこもっているご本人は、外につながりを持ちにくいので、
♪らるご♪ではご本人に日々かかわっていらっしゃる親御さんに、
親子関係を改善する方法や情報をお伝えするために、 
毎月テーマを決めてご家族とご本人のコミュニケーションに役立つ心理学や
就労支援、福祉の講座をしています。
今月は、家族をシステムとして見る「家族システムズ・アプローチ」の視点から、
親子関係を客観的にとらえてみました。
日ごろ考えずに言っている言葉が悪循環を呼び起こし、
関係がこじれてしまうことも・・・。

これまで約1年半の間このような家族相談会を続けてきて、
ご家族の関係や親子関係に良好な変化の手ごたえを感じています。
親御さんを通じてオンラインでご本人が♪らるご♪スタッフと
交流する場面も見られるようになりました。

個人の性格やそれぞれの経験が違っているように、
ご家族の形態や状況はそれぞれに違います。
そのご家族の歴史やありようとご本人の人物像を
丁寧にお聴きしてご本人への理解を深めていき、
次のステップへ踏み出すお手伝いをするためにスタッフは議論を重ね、
どうしたらより良い支援ができるかを考えています。
(♪らるご♪代表 福本)

おとうさんもつらい

参加者の皆さんは、具体例を織り交ぜた
福本のレクチャーから感じることがあったようで、
後半の交流の時間で、
日々の家族との関係を振り返りながらの話が弾みました。
ターゲットはだんだん「父親」「夫」に絞り込まれ…

子どもに心配なことが起こったときの父親の関わり方はさまざま。
積極的にかかわったり、うまく母親を支えてくれる人もいる一方で
母親に任せっぱなしの人、理解しようとしない人もいらっしゃる。
最近では母親ひとりですべてを背負っている人もいて、
そこにはまた違うしんどさがたくさんあります。
学ぶことで自分自身や家族のことを少し客観視し、
その上でいろんな人の話を聴くことで自らを振り返り、気づきがあり、
これが家族相談会のいいところだなあと感じています。

父親は往々にして「こんなことをしていてはダメだ」
と厳しい視線で子どもを見てしまい、
何とか受け止めようとする母親と対立関係になることもよくあります。
それでも子どもの苦しさがわかるにつれ、少しずつ変化されるので
子どもに対する思いが強いからなのだなあと感じています。
私の夫もそうでした。
今思えば、時代は変わりつつあるとは言え「一家の大黒柱」という責任感で
父親自身が世間の荒波と戦っているので仕方ないのかなあと。

参加者さんの中にお父さんがお一人。さぞ居心地が悪かったかと。
それでも真剣に耳を傾けて、父親の思いも語ってくださいます。
来てくださってありがとうございます。
今日、何か感じたことを持ち帰っていただくと、
お家の空気が少し変わるとはず。

自分の思いを語る場があまりなく、
つらさを胸にしまいこんでがんばっていらっしゃるお父さんも
ちょっと荷物を下ろしてくださったら、
ご自身もご家族も生きやすくなるのではないでしょうか。
家族相談会でそのお手伝いができたらと思っています。
(事務局 南野)



2023年11月26日日曜日

第2クール第9回家族相談会「傾聴ワーク~伝え方を変えよう」  

「少~し、ゆるゆる♪」から始めよう!…宝物の様な時間への1歩かも? 

11月の家族相談会。いつも通り、代表の福本によるワークからスタートです。
今回のテーマは「アサーション」。
コミュニケーションスキルの1つですが、
「相手を傷付けずに、でもちゃんと伝えたい事を伝える」という
「平等」と「人権尊重」にも繋がる考え方とのこと。
ふむふむと熱心に耳を傾ける方、「『アサーション』、知ってます!」という方、
様々な方がいらっしゃいましたが、「現実は、なかなか…」という方も。
そんな中、「やっぱり相手の本音が分からない…」とポツリと吐露される方が。
そもそも、「本音」を上手にさらけ出せる人なんて、少ないんじゃないだろうか。
そんな風に思う事もあります。
 
私が中学校で不登校の状態になり始めた頃。
よく、「どうしたいのかな」「思う事を言ってみて」
と言われた事がある様に思います。
家族を含め、周りで支えてくれた方々も必死でいてくれていたのでしょう。
しどろもどろになりながら応えていたとは思いますが、
いつも自分の言葉に「しっくり」こなかった気がしています。
その理由は、「自分で自分の気持ちが分からなかった」から。
「なんで?自分の事なのに」とツッコまれてしまいそうですが、
不器用な私にとって、自分の気持ちと素直に・正直に向き合うのに、
なかなかの時間が必要だったなと思います。

それでも、「選択すべき時」は容赦なく訪れます。
「次回の定期テストはどうする?」「修学旅行は行く?」…。
それに、自分を守るためにとはいえ、
相手に「それは、嫌なの」と伝える事は、とても、とても勇気が要ります。
私が最も家族に言いにくかった言葉は、「しんどい」と「休みたい」でした。
実際の相手の反応はともかく、「がっかりさせてしまうかも」
「怒られてしまうかも」と、伝える事に怯えていた気がします。
 
「そんな日々の中で、家族に自分の思いを伝えやすいタイミングはありましたか?」
とご質問が。
あくまで私は…というお話ですが、
「不登校」をしていると、我が家の色んなルーティンが見えてきます。
その中で私が母とのお話タイムとしてターゲットにしていた時間帯は…

「母が夕ごはんをつくり終え、座った時」!

ひと段落ついて、ゆるゆる~な落ち着きタイム♪…
なんとなく話しかけやすかった気がしています。
その時間のテレビはもっぱらニュース番組。
ドラマと違って見逃しても夜にも別のニュース番組があるので、
母のプライベートの時間として「貴重すぎない」のも魅力でした。笑
どんなに辛い時期でも、私なりに、母を含め家族には
「『楽しい』と思っていてほしい」と願っていました。
今思えば、真剣で、真っすぐで、良くも悪くも健気で、
ある意味「愛おしい時間」だったかもと思います。
 
少~し、ゆるゆる♪…肩の力を入れ過ぎない方が心地良いのは、
いつでも・どこでも・誰とでも、共通する事なのかも…と思います。
誰かとの思いがけない宝物の様な時間も、
「ゆるゆる」から始まる!…のかも知れない…!笑(スタッフ 山口)




2023年10月30日月曜日

第2クール第8回家族相談会「経験者に聴く 子どもの心の回復過程」②

 今回は公認心理師として働いている♪らるご♪スタッフの猪本の
ヒューマンヒストリー(大げさ?)を伺い、
標準的な回復段階表とイノモトオリジナルの段階を比べながらたどっていきました。 
 
何度も何度も折れずに立ち上がる、壮絶なストーリーはこのようなものでした。
 
***
“周りに遅れたくない” “環境が変わればなんとかなる”と、
熊本の猪本青年は自分を奮い立たせ、持ち前の真面目さと努力でがんばるものの、
中学・高校の教室に行くとお腹が痛くなったり緊張で喉が締めつけられたり、
気持ちが悪くなったり…
予備校時代のひとり暮らしのときも、教室の空間が辛く通えず、ひきこもり
“買ってきたごはん、ただ寝る、ネットとゲーム”の毎日
今後の人生を考えたくない、気を紛らわすだけの生活
 
生きている意味を考えていた猪本青年が“自分を認めてくれた!親が理解してくれた!”
と感じたお母さんの一言があったそうです。
 
「あなたと私は生き方が違うんね」
***
 
私の2人の子どもも不登校になった時、ひきこもり生活をしていました。
最初は、親子ともどんどん周りに離されていくことに焦ったり、
現実を見つめては落ち込み、これからこの子はどうやって生きていくんだろうと
不安になることばかりでした。
 
“親子であっても、あなたと私は生き方が違うんだ”と
当たり前のようで当たり前でなかったことに気づいた時、
ふっ~と肩の力が抜けていったように思います。
“人と同じようにフツーが一番”と思っていた私と、
“フツーに何の価値がある?何のために何をするのかが大事でしょ”
と思っていた長男とは合うわけがないですね~。
大切にするもの、スピード感、気になる感覚、好きな雰囲気など、
あれもこれも違う…
 
子どもたちは、レールやモデルがないから
どこに走り出したらいいかわからなかったんでしょうね。
だからずっと家の中で立ち止まっていたんだと思います。


オリジナルの人生を見つけるには、コンビニでバイトをしてみては1週間で辞めたり、
東京で一人暮らしをしてひきこもりになったり、
あれやこれやと試行錯誤する経験が必然で必要だったのだと思います。
“自分は自分でいいわ。こういうふうにしか生きられないわ”
と踏ん切りがつくまで時間はかかりました。


どうせ時間がかかるのだったら自由な時間を使って、
レール通りでは経験できない未体験ゾーンを
ご家族で楽しんでみてはどうでしょう。
 
これから、いよいよ紅葉の季節です!
平日早朝、京都のお寺散歩とか、贅沢ですね〜。
オリジナルの人生のご家族だけが知っている
ワクワクでかけがえのない時間です。
 
(スタッフ 藤原)

後半は参加者さんに感想と最近の子どもさんの様子をお伺いします。
みなさん、猪本の話を聞きながらご自身の子どもさんのことに心を寄せて
「長い目で見守りたい」と思いつつ、思うように動き出さないことを案じられます。
その一方で子どもさんの小さな変化を語ってくださることもよくあります。
親の目だけでわからない変化でも、他の参加者さんやスタッフからのコメントを聞いて
「そういえば」と気づかれることも多いようです。
親だけで抱え込まないで、今の子どもさんにとって必要なことを
ともに考えていく場になればと思っています。

「経験者に聴く 子どもの心の回復過程」①もぜひお読みください。


第2クール第8回家族相談会「経験者に聴く 子どもの心の回復過程」①「生きていて、良かった」と思える心

家族支援ネット♪らるご♪に携わらせて頂き、
毎回、家族相談会では「感動」と「気付き」がたくさんです。
今回、今までとはまた違った「感動」と「気付き」があり、
そして自分自身を見つめ直すキッカケになりました。
不登校・ひきこもりの経験者であるスタッフの猪本の体験談をお聴きし、
「将来を考えたくなかった」「学校に行けていない自分自身から逃げたかった」
…これは、経験者の方なら、多少なりとも共感できる言葉だったのではないかな、
と思います。

「今も(普通に学校に通えていた人と自分を)比較してしまいます」
「でも、そもそも『生き方』が違うんだ、と」
…私も不登校の経験者の1人です。
初めて学校を泣きながら休んだ日から20年以上の年月が経つのに、
心の中の肝心な所が、あの頃のままの様な気がする時があります。
一生懸命にお仕事をしてみても、疲れきって泥の様に眠っても、
綺麗な景色を観にオシャレをして出かけても。
私なりに毎日を頑張ってはいるのだけれど、心の中の肝心な所は、そのまま。
でも、猪本の「命」「生きるということ」についての核心を突く様な話題に、
「それならそれで、良いじゃないか。ボチボチいこう」と安心感をもらいました。
また、そんな話題の中で、等身大で透明感のある「生きていて、良いんだ」
「生きていて、良かった」という力強いメッセージは、
♪らるご♪の現場に限らず、誰もが心を動かされるのではないかと思いました。

「生きていて、良かった」と思える心の背景には、それまでのその方のストーリーと、
そのストーリーに関わる温かい優しい「出会い」がある様に思います。
もし、誰かにとって、その「出会い」の一部が♪らるご♪であるなら、
私としてもこんなに幸せな事はありません。
もし、そうなら。
私の方こそ、「生きていて、良かった」。(♪らるご♪スタッフ 山口)

2023年9月22日金曜日

9/16 第2クール第7回の家族相談会「子ども(人)が求めている関わり」

 第2クール第7回の家族相談会は「子ども(人)が求めている関わり」をテーマに
福本から「ストローク」について学びました。
「ストローク」……聞き慣れない言葉ですが
「あなたがそこにいるのを私は知っていますよ」という相手に対する投げかけ。
ストロークがないというのは「無視」「無関心」「返事がない」という状態です。
ストロークには快適な「肯定的ストローク」と不快な「否定的ストローク」があり、
子どもに「肯定的ストローク」を与え続けることで
子どもの自己肯定感が高まり、自信ができる。
そして心身のエネルギーを充電し、高めることができるのです。

という話を聞いた後、「思い込みを変えよう!」というワークシートに
「あの時はがんばったなあと思うこと」「自信がついたなあと思うこと」
「人から褒められたり認められたこと」「自分の長所」という項目を
自分のこととわが子のことに思いを馳せて記入。
その後、いつものようにお互いの話を聞き合いました。

いやあ、ワークシートの効果は絶大!!!
どうしても子どもを否定的に見てしまいますが、
みなさん、子どもさんのいいところをいっぱい語ってくださいます。
その上で「私はほめるのが下手だから……」とおっしゃいますが
それもしかたありません。私も同じ。
だって、自分自身がそんなにほめられた経験がないのですから。
でも、自然に出てくる「ありがとう」「がんばったね」「すごい」などなどの気持ちは
表情や仕草からも子どもさんにちゃんと伝わっていると私は思っています。
中にはご自身の考えの偏りに気づかれる方もいらっしゃって、
ワークを通して自分に問いかけることも大事だなと感じました。

最後に「自分探し」シートを記入。
参加者がお互いに「その人のいいイメージ」を書き合って回します。
受け取ったシートには自分では気がつかないような
「いいイメージ」が書かれていて
みなさんにほめられた気分。これは宝物になります。

今回は参加者さん5名、スタッフ3名と少なめでしたが
その分、ゆっくりとお話を伺えたと思います。
お互いに交流もされ、温かい会になりました。(事務局 南野)



2023年9月2日土曜日

第2クール第6回家族相談会 「『心の居場所』をつくるには?」

早いもので、8月19日は第2クール前半の最終回でした。
お盆直後とあって、お休みの方もいらっしゃいましたが、
新規の参加者さん1名、ご夫婦参加3組を含めて
10名の方にお越しいただきました。
暑い中、ありがとうございました。

最初に社会福祉士の山口から
「『心の居場所』をつくるには?」と題したお話を。

福祉を「ふだんの、くらしの、しあわせ」ととらえると
ちょっと親近感がわきませんかというところからスタート。
そして、みんなが心の中に「3匹の『たい』+1」を飼っているって??

「認められ『たい』!」「褒められ『たい』!」「誰かの役に立ち『たい』!」
そしてもうひとつは「コレがし『たい』」。
誰にもじゃまされることのない、本人にとって大切な「興味」や「関心」
そして熱意に似たもの。
そして3匹の「たい」と「コレがし『たい』」を
ありのままに出し、チャレンジするために、
不安や失敗を受け止めてくれる土台=「居場所」が必要。

ここまでの話を、みなさんが自分の子どもさんのことを思い浮かべながら
とても興味深く聞いていらっしゃることが伝わってきます。
後半の2グループに分かれてのお話の中でも話題になりました。

その中で、どの親御さんもおっしゃるのが
「肝心な話をしようとすると、シャッターを閉めてしまう」子どもの姿。
私ももちろん、経験があります。
子どもの「コレがし『たい』」を聞き出すのは本当に難しい。
ひとつは、子どもの「し『たい』」ことと、
親がやってほしいこととが違うこと。
「言ってもどうせ否定されるから」と言い出さない。
それから、本当に「し『たい』」ことは、自分の心の中で温めて
出すタイミングを計っていることもあります。

そしてやはり大きいのが、チャレンジする不安や
失敗したとき受け止めてもらえるかどうかが心配で……
ということでしょう。
親が土台になり受け止められればいいのですが、
それもなかなか難しいことです。

もちろん、家庭も大切な居場所のひとつですが、
子どもさんによっては家庭以外の場所を求められているかもしれません。
あるいはすでに、例えばゲームなどで繋がりができた
netの中に居場所があるかもしれません。
親としては非常に気をもむ部分です。

山口は、本人の希望や悩み、ちょっと言いにくいことを
聞き取って代わりに伝えることも含め、
「コレがし『たい』!」を発信するお手伝い=
「居場所づくり」をする一員でありたいと言います。
「『たい』を実現するための作戦会議」。
ふむふむ、なるほど。

また「合理的配慮」や「しょうがい者手帳」などを使った事例の紹介もあり、
子どもが「コレがし『たい』」にチャレンジするための手助けとして
考えていくのもひとつなのかなと感じました。

今までとはちょっと違う角度から福祉をとらえた話は
みなさんとても興味深かったようで
「福祉を身近に感じました」というご感想も。

今回の話を聞いて
「コレがし『たい』」を出しやすく、
チャレンジしやすい土台=「居場所」をつくるために
家族相談会や個別相談を通して、
今、お子さんにどんな手助けが必要かを
親御さんとともに考えていくことが、
まず私たちにできることだなと再確認しました。

家族相談会は9月から第2クール後半に入ります。
試行錯誤もしながら、よりよい会にしていきたいと思っています。

♪らるご♪事務局 南野




第2クール第11回家族相談会『就労支援について~自立に向けて~』

 こんにちは、久しぶりにブログを担当します、猪本です。 ここ最近は冬らしい寒さが続いておりますが、 皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて、2024年1月21日(日)、 ♪らるご♪家族相談会3クール目の第5回が行われ、 10名のご家族の方々にご参加頂きました。 今回は、スタッフ藤原...