2023年3月21日火曜日

3/18新しいご家族を迎えて

 3月18日♪らるご♪家族相談会2クール目が始まりました。

2月11日に開催した「こころの回復プロセス解説講座」に
ご参加くださった38名の中から12名の方が新規にご入会くださり、
会員数15名(内ご夫婦2組)でのスタートです。
今年度からご利用のシステムが変わり、
1年間有効の6回チケット制ですので、
希望の月にご参加いただけます。
また、講座ご参加のインテーク希望者の方に
個別に無料相談をしてしっかりお話をお聴きしたので、
今のご家族の状況やお子さんの状態を認識され、
ご入会とそれぞれのニーズに合ったコース選択
(家族相談会コースor個別相談コース)を決められたと思います。

 2クール目初回の傾聴ワークは、
「親の思いの伝え方」と「会話の深まるステップ」。
「親の思いを伝える」ことよりも、
言いたいことを「飲み込む」ことが難しく、
大事だという話に、難しさを感じられた方は多いのでは?
これが「親の修行」なんですよね!(笑)

伝えるときには、場の空気、タイミング、私メッセージで。
後の振り返りでは、みなさんが受け止めて聴いてくださっていて、
これからの子どもとのコミュニケーションに
活かしていただけそうでうれしく思いました。 

このような家族会に初めて参加された方も多く、
同じ悩みを持つ親同士で話せたことを喜んでくださいました。
ただ時間の制限もあり、
これまでいっぱい溜まった思いを1回で消化できずに
終わった方もいらっしゃるのでは?
どうぞ次回もご参加くださって思いのたけを話してください。
お待ちしています。

♪らるご♪では、安心・安全な場で
互いに学べる環境を心がけていますので、
初めての方もご参加しやすいかと思います。
この輪が広がっていきますようにと願った
春の会でした。(代表:福本)



2023年2月28日火曜日

インテークとはなんぞや???

 事務局の南野です。
私は専門資格を持っていませんので、他のスタッフの活動をサポートしています。
なんていっても、「サポートし切れてないよ」という声も聞えそうですが…

スタッフたちが今何をしているかというと、
先日の『心の回復プロセス解説講座』のアンケートに、
「インテーク希望」と書いてくださった参加者さんたちに連絡を取って
「インテーク」をしています。

さて「インテーク」って何でしょう。
もちろん、ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、私は最近まで知りませんでした。
言葉はなんとなく聞いたことがあるけれど…って感じです。

「インテーク」、いろいろな捉え方があるようですが、
♪らるご♪では「家族相談会や個別相談を希望される方が、
ご入会される前の事前面談」のような意味でとらえています。
希望される方の状況やお困りごとなどをスタッフがお伺いして、
♪らるご♪としてどのような支援ができるのか、
どうかかわっていけるのかを整理してお伝えしています。
時には♪らるご♪以外の支援におつなぎしたほうがいい場合もあり、
その際には「どこにつながっていただくのがいいか」
をお伝えするようにしています。

そして、スタッフからこんな声も。

「話したくないところは無理にお聞きしませんので、
遠慮なく仰って下さい」とお伝えしていると。
 
これは♪あんだんて♪でも大切にしてきたことで、
「今、お話になりたいことはおっしゃらなくても結構です」
と、ゆうスペースを始めるときにアナウンスしています。
つらくて言葉にできないこと、これは言いたくないと思うこと
あって当たり前なのです。
言葉にして人に伝えることのしんどさを、
スタッフは自ら経験し、理解しています。

面談は基本的にzoomなどオンラインで行なっており、
初めてで戸惑われる方もいらっしゃいますが、
スタッフがていねいに対応しております。

♪らるご♪につながってみたいけど…と思いつつ、
迷っていらっしゃる方はぜひHPからお申し込みください。
(事務局 南野)

2023年2月12日日曜日

不登校・ひきこもり「こころの回復プロセス解説講座」無事に終了




 2月11日、山科にて行われた、「こころの回復プロセス解説講座」。
大勢の方にご参加頂き、また、関心をお寄せ頂き、和やかな雰囲気の中、
無事に終える事ができました。
皆さま、本当にありがとうございました!
 
私自身、不登校を経験し、そんな「こころの回復プロセス」を辿ってきた1人です。
「プロセス」と言っても十人十色で、
「元気になる」とか、それぞれのペースや形で「社会に繋がる」とか、
それまでの道のりや、かける時間の長さは人それぞれなのだと思います。
それでも、ふと立ち止まってしまう寸前の葛藤やしんどさ、
いつもよりほんの少し調子が良い日の高揚感、
「もう大丈夫」と思えていたのに実は大丈夫じゃなかった時の無力感…等々、
元当事者としても納得したり、
ふと当時の事を思い出したり…改めて振り返る貴重な時間となりました。
 

「こころの回復プロセス」を辿り、
経験をしてきたからこその「出逢い」があります。
「当時の事を思い出してみて下さい」
「当時の事を、あなたの言葉で話してみて下さい」と言われた時、
やはりマイナスの感情が先行していくのは今も変わらずです。
それでも、今でもなんだかんだと悩みながら、躓きながら、
時には涙しながら進んでいる中で、
「今日は休んで、また明日から顔晴ろう(頑張ろう)」
と前向きになれたり、勇気が湧いてくるのは、
「プロセス」の中で出逢った方々の優しさが、
今も私の中に息づいているからなんだと思っています。
 
いつ・どこで・誰と・何を分かち合ったか…まるで小さな子どもが、
「お母さん、きいて、きいて、今日ね、公園でねー…」
と話し始める時のスタートラインの様ですが…。
少なくとも、「2月11日、♪らるご♪のイベントで、
参加者の皆さまやスタッフと分かち合ったものや、かわした言葉」
が皆さまの「元気」に繋がっていれば…と願っております。
 
改めまして最後に、お忙しい中参加して下さった皆さま、
ご関心を寄せて下さっていた皆さま、
♪らるご♪を応援して下さってる皆さま。
本当に、ありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

(スタッフ 山口)


2023年1月21日土曜日

「歩幅を合わせて…『はじめのいーっぽ!』 〜第1クール最終回を迎えて〜」

 シンポジウムや準備期間を経て、
昨年の8月から月1回のペースで継続してきた
♪らるご♪の家族相談会。

寒空の下、第1クールの最終回を迎えました。

初めの頃は緊張した面持ちで来られていた皆さん同士、
今では自然に、時には楽しそうに、
時には真剣にお話や情報交換をされています。
ふとした言葉が面白くてワッと笑い声が響いたり、
一生懸命にお話をされる中で、
ほろっと涙を流されたり(泣く時間も大切)…
そんな♪らるご♪の雰囲気が大好きで、
いつも感動しながら、時にはニコニコしながら眺めています
(我ながら、怪しいですね…)。

とりあえずの最終回を迎えた参加者の皆さん。

講座を受け、それをご自身の経験に当てはめ、
言語化されるお姿も、もう「お手のもの」で。
でも、それって実はものすごく勇気の要る事なんだろうと思うのです。
「ここでなら、話せる」「ここでなら、きっと受け入れてもらえる」。
手前みそながら、
「♪らるご♪が、そんな場になれてきているかも知れない」。
先月までもなんとなくそんなふうに思えていましたが、
今回は私なりに「確信」に変わったんです。

誰かが一生懸命にお話をされている言葉に、
優しい表情で頷かれていたり(マスク越しなのが歯がゆい!)、
「なるほど」「分かるなぁ…」と呟かれていたり。

私自身もそうです。
自分の経験や家族とのエピソードなんかを
お話するタイミングもありますが、
「♪らるご♪の場でなら…」という安心感と覚悟があります。

♪らるご♪が産声をあげて、まだ1年も経っていません。
「手づくり感」で溢れていて、
きっと不器用なところもたくさんなんだろうけれど、それでも。
家族相談会の第1クールが終わった今、
「寄り添い」や「共感」で溢れている空間である事を感じ、
それはスタッフなりの努力や工夫だけではつくれないもので、
参加者の皆さんや応援して下さっている皆さんのおかげだと、
改めて感謝の思いでいっぱいです。

2月には講座のイベント、3月には、次のクールが始まります!

「顔晴ろう(頑張ろう)!」
♪らるご♪の場が、改めて「誰かのために」なれます様に。
新たな出会いもあれば嬉しいなぁ…
ちゃんと「居場所」になれれば良いなぁ…と、
ドキドキソワソワしています!

皆さん、これからも、♪らるご♪をよろしくお願い致します**

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

(スタッフ 山口)



2022年12月7日水曜日

やっぱり開催してよかった!12月3日ちょっとコミュ親講座 

 「ちょっとコミュ親講座」(不登校ひきこもり心理学講座)

~もうちょっと親子のコミュニケーションを

よくするために~


12月3日(土)不登校ひきこもり相談室「こころのそえぎ」の

心理学講座を再開しました。

コロナ前2020年2月を最後に、

この3年ほど開催を見合わせていました。


自分と夫の年齢や、

老親の介護をしているあんだんてスタッフのことや、

来てくださるクライエントなど、

諸事情を考えると

なかなか再開に踏み切れませんでした。



でも、 でも、

やっぱり開講してよかったです!



ワークしていくうちに、

ご参加くださった親御さんたちが、

どんどん心を開いて

温かくなっていかれるのを感じます。



レクチャーしている私自身が、

親御さんの感想や経験をお聴きして、

感動して涙腺が緩む場面も何度か。



わが子の不登校は、

何十年も経てきた人生の中でも

1,2をあらそう大事件。

という親御さんもいます。


親の価値観、

人生観

人間観

これまで培ってきたすべてが

ゆるがせられるほどの、と。


でも、一生けんめい子育てして生きてこられた

根っこはしっかりしているんですね。

だから、

いくつになっても成長して大きくなれる。


子どもと一緒に親も。


次回は、1月7日(土)詳細はこちらで

2022年10月24日月曜日

第3回家族相談会を終えて

1022日第3回目の家族相談会を開催しました。



この日は、新しい方がご入会くださいました。これまで、同じ悩みをもつ親同士で話されたことがなかったので、よその子どもさんの話が聞けたと喜んでいらっしゃいました。

私も初めて不登校の親の会に参加したとき、「うちの子だけじゃないんだ」と心強く思ったことを思い出しました。一人で悩んでいるとよくない想像ばかりしてしまいますよね。

家の中に外の風を入れるように、新しい空気が入ると親子関係も変わってきます。

また、別の方から「ここ(♪らるご♪)では、安心して話せる」という感想も頂いています。

子どもを理解しなければと思いつつも、「親もしんどい」と言えるのが、♪らるご♪の良さかもしれません。

今回の傾聴ワークは、「私の理解で合ってますか?」というテーマ。3回目ともなると、参加者のみなさん、上手に聴いていらっしゃいます。そして、聴いて終わりではなく相手の思いをしっかり理解する質問をすることで、お互いの理解が深まります。

 

次回は、認知行動療法のワークシートをします。新しい見方、考え方の発見があるといいですね!


2022年9月21日水曜日

第2回家族相談会「親の世界、子の世界」

 三連休、台風が来るかも?というどんより曇の中、【6名の参加者さんとオンライン参加さん1名、スタッフ5名で】2回目の家族会をしました。


オリエンテーション、1回目につづいて『傾聴ワーク』。スタッフも参加者さんとペアでワークをしましたが『うん、うん』とうなづき、話し役のお話を『ただ聴く』だけの難しさを感じています。『うちも!』とか言いたくなっちゃんですよね〜。 



回数が進むとワークも高度になってきて…『聞く、訊く、聴く』の違いを意識しながら聞き役をやってみたり、聴くことで子どもの何がわかるのかを改めて学んだりしました。なかなか普段の生活のなかでは考えないことですよね。

次回もまたもや傾聴です。それほど「子どもの声を聴く」ってことからスタートするってことでしょうね。逆に言えば、傾聴ができれば…!うふふ。

最後は、この1か月のお子さんの様子をみなさんでシェアしました。お子さんの生活がだんだんと充実感で色づいてきているのをお聴きして、スタッフはとてもうれしくなっています!

秋の紅葉とともに色づいて行きましょう♪

スタッフ 藤原

3/18新しいご家族を迎えて

 3月18日♪らるご♪家族相談会2クール目が始まりました。 2月11日に開催した「こころの回復プロセス解説講座」に ご参加くださった38名の中から12名の方が新規にご入会くださり、 会員数15名(内ご夫婦2組)でのスタートです。 今年度からご利用のシステムが変わり、 1年間有効の...