第2クール第7回の家族相談会は「子ども(人)が求めている関わり」をテーマに
福本から「ストローク」について学びました。
「ストローク」……聞き慣れない言葉ですが
「あなたがそこにいるのを私は知っていますよ」という相手に対する投げかけ。
ストロークがないというのは「無視」「無関心」「返事がない」という状態です。
ストロークには快適な「肯定的ストローク」と不快な「否定的ストローク」があり、
子どもに「肯定的ストローク」を与え続けることで
子どもの自己肯定感が高まり、自信ができる。
そして心身のエネルギーを充電し、高めることができるのです。
という話を聞いた後、「思い込みを変えよう!」というワークシートに
「あの時はがんばったなあと思うこと」「自信がついたなあと思うこと」
「人から褒められたり認められたこと」「自分の長所」という項目を
自分のこととわが子のことに思いを馳せて記入。
その後、いつものようにお互いの話を聞き合いました。
いやあ、ワークシートの効果は絶大!!!
どうしても子どもを否定的に見てしまいますが、
みなさん、子どもさんのいいところをいっぱい語ってくださいます。
その上で「私はほめるのが下手だから……」とおっしゃいますが
それもしかたありません。私も同じ。
だって、自分自身がそんなにほめられた経験がないのですから。
でも、自然に出てくる「ありがとう」「がんばったね」「すごい」などなどの気持ちは
表情や仕草からも子どもさんにちゃんと伝わっていると私は思っています。
中にはご自身の考えの偏りに気づかれる方もいらっしゃって、
ワークを通して自分に問いかけることも大事だなと感じました。
最後に「自分探し」シートを記入。
参加者がお互いに「その人のいいイメージ」を書き合って回します。
受け取ったシートには自分では気がつかないような
「いいイメージ」が書かれていて
みなさんにほめられた気分。これは宝物になります。
今回は参加者さん5名、スタッフ3名と少なめでしたが
その分、ゆっくりとお話を伺えたと思います。
お互いに交流もされ、温かい会になりました。(事務局 南野)