2024年2月16日金曜日

第12回 福祉の支援について 親と子 たとえ歩幅が違っても、「心」と「心」を合わせるために

 なんともう、家族会は今年度最終回になってしまいました!
今年ももう2月が終わる?今年は1日多いけれど…早すぎますね。

京都は桜の名所もたくさんあるのですが、
梅も見どころがあちらこちらにあります。
親御さんの近況のお話の中でも、
「子どもと梅を見に行って…」という話が出て、
梅情報の交換をしたりするシーンもありました。
季節を感じながら暮らすっていいですね!

今回は8名のご家族の方に、
社会福祉士の山口から「居場所」についてお話をしました。
ずっと家に一人でいる子どもを見ていると、
親としては家族以外の人と話す場所をもって欲しいと願いますよね。
わたしも長男が不登校の時、
「自分以外の誰かに、誰でもいいから息子を見て欲しい」と思って、
習いごとや居場所など家以外の場所を必死で探しました。
結果は、ことごとく撃沈…どれも長くは続きませんでしたが、
ふりかえってみると動くきっかけにはなったかなと思います。

家族会では、「その人にとっての居場所」ってなにか?
ということを考えました。
誰かに繋がることや居場所という器に行くことが大事なのではなく、
「自分にとって居心地がいい人がいる空間、安心安全な空間」
を居場所と呼ぶというお話でした。
それが、♪らるご♪スタッフの体験のようにピアノ教室の先生でも、
予備校の先生でもいいし…

そういう外の居場所ができてくると、
ますます内の居場所がひとやすみできる場所、
戻れる場所になれたらいいですよね。
お子さんにとってご家族がそういうこころの居場所に、
またご家族にとって♪らるご♪がそういう居場所になれたら
いいなと願っています。

自分の小さい頃を振り返ってみても、
そういう居心地の良い空間って「ここだ!」みたいに
一発ではわからなかったなぁ…
いろんなところに行ってみて、いろんな人に出会ってみて初めて
「なんか、ここは違うな、疲れた」とか「あー、案外楽かも」とか
「行かなきゃと思うとちょっと気は重いけど、
次回もがんばって行ってみようかな」
みたいにじわじわ感じるもののような気がします。
それでいいし、それがいいと思います。

違うとおもったらストップしていいし
次の「わたしの居場所探し」へスキップしてもいいし
どんどん、トライアンドエラーしたらいいし…

探しながら動く。動きながら探す。
自分にとって居心地のいいスペースを探していきましょう!
親自身もねっ!

(スタッフ藤原)


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