こんにちは、久しぶりにブログを担当します、猪本です。
ここ最近は冬らしい寒さが続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、2024年1月21日(日)、
♪らるご♪家族相談会3クール目の第5回が行われ、
10名のご家族の方々にご参加頂きました。
今回は、スタッフ藤原による“就労支援”についてのレクチャーが行われました。
その中で私が印象に残ったのは、
“行動できる環境を探します”のうちの
「苦手なことを避ける」という部分です。
苦手なことを避けるにはまず自分の苦手なことを知っていくことですが、
それを知ると自分の苦手な部分がクローズアップされて、
最初は落ち込むかもしれません。
でも、その苦手な部分を知ることで私は2つ気づけたことがあったので、
それを書こうかと思います。
私は引きこもり傾向だったときに、
<外に出るには絶対に人に慣れないといけない>
<人混みが平気にならなければ、到底、次のステップ(進学・就職)には進めない>
と思い込んでいました。
しかし、やっとの思いで気合を入れて外に出ると
人の笑い声は自分を笑っているように聞こえるし、
人の話し声は自分の噂をしているように思えるし、
帰ると緊張がとけて疲れて頭の芯が痛くなり、
こんな状態では…と自分を責めて落ち込んでいました。
振り返ると、自己肯定感の低さがかなり影響していたと思います。
では、今はどう変わったかというと、
<人混みが苦手な自分がいていいんだ>
と思えるようになってきました。
苦手な自分の部分を受け入れられたことで、
以前より自分を責めなく、許せるようになりました。
言葉にすると「苦手やし、しゃーないか」と言う感じです。
これがまず一つです。
もう一つは、苦手なことを頑張った・頑張っているんだなと
思えるようになったことです。
前よりは薄れてきていますが、電車・バスやレストランなどの場での
人の笑い声や話し声は未だにあまり好きではありません。
でも“人混みが苦手”は、社会生活を生きる上で
どうしても避けられない場面が出てきます。(通学や試験など)
そんな時はやはり気合を入れて、
自分を奮い立たせて乗り切るしかありません。
乗り切った後は、今日はしんどかったけど
自分頑張ったなと思うことが今はできます。
ただ、この2つ目は、苦手なことを乗り切れるだけの
エネルギーが足りていればという条件があります。
(その判断は難しいですが、当事者の自分が一番分かっているかも…?)
もし、無事に乗り切ったのならば相当な頑張りです。
つまり他の人よりもマイナスからのスタートで、
その状況を乗り切ったという事です。
もちろん、苦手を努力で得意に変えれる人もいるかと思います。
それが出来たら最高ですが、
マイナスからのスタートなので、中々大変です。
なので、まずはマイナスからのスタートで頑張っている自分を
認めてあげてほしいと思います。
苦手なことを知ること、決してマイナスばかりではありません。
もし避けられない苦手なことをこれから頑張ろうとしている、
もしくは頑張ってきたことが見つかったら、
自分を褒めてほしいし、
親御さんも気づいたら褒めてあげてほしいと思います。
それでは、また来月、よろしくお願いします。
(スタッフ 猪本)
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