♪らるご♪が産声をあげてから、3年が経とうとしている今。
スタッフもそれぞれ状況が変化し、今までとは違う顔ぶれとなりました。
今年度初となる5月17日の家族交流会は、そんな「ニュー♪らるご♪」を皆さんにお伝えする機会となり、ソワソワしていましたが、変わらぬ笑顔の花がたくさん咲いて、とても嬉しい日となりました。
これまでは、参加者の皆さん全員で輪をつくって、スタッフも共に「あーなんだ、こーなんだ」「そーなんだ・どーなんだ…!?」…と、思い思いにお話をして頂いていました。
そんな中、今回は初めて、「お父さん」と「お母さん」に分かれてジックリお話をして頂いたり、聴いて頂いたりという試みをしてみました!
だからこそ、「あーだこーだ」に加え、男性同士ならでは、女性同士ならでは話せる「本音」もポロリ…!?
私自身、不登校の経験者です。
当時、「お父さんにだからこそ言えること」や「お母さんにだからこそ聞けること」が、確かにあった気がします。
役割分担や形作るメンバーなど、「家族」というものが多様化している中でも、もしかしたら共感して下さる方は多いのかも知れません。
ただ、経験者として嬉しかった事は、相手が誰であれ、「向き合ってもらえた」と心から思えた時でした。
言葉らしい言葉はなくとも、気にかけてもらえたり。
なんとなく距離はあっても、親身になってもらえていたり。
私自身が元気でいられている事、美味しくごはんを食べられている事に、「あぁ、良かった」と心から一緒に喜んでくれる人がいるというのは、なんと幸せな事なのだろうと思うのです。
大切な人が笑っていたなら、どうか一緒に笑って「今のあなたの笑顔、素敵ね」と伝えて下さい。
大切な人が美味しそうにごはんを食べられていたなら、どうか「あなたと食べるごはん、美味しいわ」と伝えて下さい。
大切な人が何かを必死に伝えていたなら、お忙しくても一度、手を止めて、どうか身体全体で受け止めてみて下さい。
なかなか伝える機会がなくとも、例え返事はなくとも、「あなたの近くで、同じ時間を過ごせて幸せだなぁ」と、挨拶に添えてでも、どんな形でも良いから、どうか伝えてみて下さい。
これ等は全部、死にそうなほどどん底だった頃、私自身が死ぬほど嬉しかった事です。
…そんな事を想いながら、5月の家族交流会も和やかに・賑やかに終える事ができました。
人の数だけ道があって、人の数だけ答えがあって、その答えにたどり着くまでの歩幅やステップの数も十人十色なのだと感じます。
どんな道であれ、どんな歩幅であれ、共にステップにチャレンジする存在でありたいと、♪らるご♪の一員として願っています。