みんな、みんな、「七転び八起き」 ~挑戦と失敗と、安心と笑顔と~
うだる様な暑さの中、8月17日、♪らるご♪家族相談会が開催されました。
相談会は月に一度の開催ですが、毎回「どんなテーマにしよう」
「どんな内容なら、『役に立つ!』って喜んで下さるかな」と、
時間をかけてスタッフ一同、一生懸命に頭を悩ませております。
7月は山口から社会福祉や、元当事者として「誰かに思いを伝える事」のお話、
福本から居場所に関するお話があり、今回は藤原から「キャリア」や「就労」のお話!
やっぱり、皆さまの「就労」に関する話題への関心は、いつでも高い!!
たくさんのご参加がありました**
藤原からのお話は、「就労のために最低限必要になってくる事」ということから、
「どんなお仕事がしたい?どんなお仕事ならできそう?」という、
ご家族にとっては「お子さんへの理解」が、
ご本人さんにとっては「自己覚知」が必要そうな話題まで多岐に渡り、
資料を前に必死に考えを巡らせている皆さん。
そんなお話の内容や皆さんのご様子、私自身の経験も踏まえ、
少し考えを綴ってみたいなぁと思います。
もしかしたら就労に関するお話に限らないのかも知れませんが、
「よし、そろそろ就労に向けて準備を始めてみよう!」
「気になる求人を見つけた…面接に行ってみようかな」と、
「えいっ」と一歩踏み出した結果が、必ずしも良いものとは限りません。
山口も面接の時点でご縁が無かった事もあるし、
いざ蓋を開けてみれば職場で求められるスキル=自分自身がメッチャ苦手な事で、
それはもう非常に苦労した…という経験もあります。
「結局、辞めてしまった」とか、
「最後まで頑張ったけれど、今はちょっと休憩したいな…」とか、
その選択は誰にも止める事のできない「権利」です。
そして、「トライ&エラー」は、
何かをチャレンジする上ではつきものだとも考えています。
もちろん、この「トライ&エラー」そのものを否定するつもりはありませんが、
「『安心な環境の下』での『トライ&エラー』」に
チャレンジして頂けたら良いなと願っています。
例えば、「今、どんな『トライ』が必要で、
どんな『トライ』なら成功率が高く自信に繋がるか?」
を一緒に考えてもらったり、
実際に「トライ」をサポートしてもらえたり。
「上手くいかなくて、『エラー』しちゃったよ…」という時に、
温かく励ましてもらえたり、
「『エラー』の原因って、何だったんだろう…?」と、
客観的に自分を見つめてもらえたり。
「一旦、『トライ』をひと休みしたい…」
という時だって、あるかも知れません。
7月の家族相談会で山口がお話させて頂いた事ですが、
それまで出来ていた事・続けていけた事が出来なくなったり、
「休みたい」と周りに伝えるのは、とっても、とっても勇気が要ります。
そういった思いもまるっと受け止めて、
一緒に休憩したり、励ましたり、悩んだり、考えたり、
また歩き出す時に、そばに誰かがいてくれる…
「安心できる」ってこういう事ではないかなぁと、山口は考えています。
そして、♪らるご♪がそんな存在の1つであれば良いなぁと願っているのです。
以前、私が失敗して落ち込んでいた時、
とある方から「実は、私もね…」とご自身の失敗談を聴かせて頂き、
ものすごく驚いた事がありました。
驚いた理由は、2つ。
「〇〇さんでも、失敗ってあるんだ…」という事と
(←それを伝えると、「なんやねん、私だって失敗あるわ、私を何やと思てたんや」と、
なんか怒られてしまいました。苦笑 この場を借りてお詫び申し上げます、はい…)、
「そんな風に、失敗を経験している事の『強み』っていうのがあるのかも知れない」
という気付き。
とある知り合いのママさんは、ご自身のお子さんに、わざと昔の失敗談を話して、
笑い合ったり、修正点を教えてもらったり(?)、
コミュニケーションの1つにしているそうです。
バリバリのキャリアウーマンさんも、ステキなママさんも、マイペースな山口も、
このブログを読んで下さっている皆さんも、
みんなみんな七転び八起きでOKなのさっ!!!笑
(スタッフ山口)