♪らるご♪の会を始める前に、どんな団体かを知って頂こうということで、6月12日に「♪らるご♪発足記念シンポジウム」を開催しました。
立命館大学教職大学院教授の春日井敏之先生はじめ、同心理学教授の伊田先生、教育研究科山岡先生、東山親の会「シオンの会」世話人の上坂さんや多くのボランティアの方々のお手伝いを頂きました。当日は対面の参加者50名、オンラインでの参加者30名がお集まりくださいました。
パネリストは、上坂さん、♪らるご♪スタッフの若いお二人、山口(スクールソーシャルワーカー)と猪本(公認心理師)、藤原(キャリアカウンセラー)、そして事務局の南野が親の立場で自身の体験から話をしました。司会進行は♪らるご♪代表の福本がつとめました。
現在専門職として仕事をしている若いお二人ですが、今でもしんどい時もあるけれど、周囲に助けてもらったり工夫しながら仕事をしていっている、という話を聴いて安心された親御さんも多かったと思います。不登校やひきこもりが、ある時を境に「治った」とか「立ち直った」のではなく、それもひとつの経験として、その後いろいろな出会いや体験をして今がある、という成長してきた姿に胸を打たれた方も多いのではないでしょうか?
また、上坂さんは親としての経験から、信じて待つことのできる親になるまでの苦しい状況を話してくださり、らるごスタッフの南野は「親の修行」と表現して、一人ではしんどいことも話せる場があればやっていけると言っていました。若者サポートステーションで多くの若者をサポートしている藤原は、若者のそれぞれの変化やプロセスを話しました。普段、就労支援の現場でどんなサポートをしているかを、親御さんたちは知りえないので、大変参考になったという感想を頂きました。
春日井先生は、長年しんどい子ども若者たちにかかわって来られたご経験から、先生の温かいまなざしの下で自分を取り戻し、成長していく姿を伝えてくださいました。そして、しんどい思いを抱えて動けなくなった子どもや若者たちにはなにが必要かを示して頂きました。参加者のご感想から、このシンポジウムが参加頂いた方々の心に深く刻まれた会だったとことがうかがわれました。
0 件のコメント:
コメントを投稿