2026年10月20日火曜日

「良いところ探し」と、「○○力」

 10月なのに。


暑い。暑い。暑いじゃないか。


それでも、かすかに感じる秋のお祭りの高揚感。


そんな中、今月も♪らるご♪の家族交流会が開かれました。




今回も、参加者の皆さんの近況やエピソードを伺います。


…ただし。


とある「お題」が。


それは…「近況」の中でも、「良いところ探し」。


「嬉しかったコト」「良かったなと思えたコト」、もし「…特に変化ナシ…」なのだとしたら、それもまたOK!!


それぞれのご家族が、それぞれのペースで前に進んでおられます。


とあるご家族の近況が、とあるご家族からすると懐かしい。


とあるご家族のエピソードが、とあるご家族からすると未来への展望となる。


これが家族交流会の、まさに「良いところ」!!


参加者の皆さんから「良いところ」がたくさんあふれ出てきて、プラスのエネルギーがお部屋を包み込んでおります。


皆さんのハッと気付く表情、嬉しそうな表情、明るい表情に、力強い表情…エネルギーに満ち足りた「良い時間」となりました**







そんな中で、「キーワード」になった言葉が。


それは…「受援力(じゅえんりょく)」。


聞きなじみの無い言葉だなぁ~という方もいらっしゃるかも知れませんが、意味はそのまま、「支援を受ける力(エネルギー)」のコト。


困ったという時に、SOSを出せる力。


何か分からず戸惑った時に、誰かに頼る事ができる力。


…この様に、誰かのサポートを受けるために発揮するべきエネルギーを、「受援力」というのだそうです。


…でも、山口は、どうもそれだけではない気がしています。


「受援力から繋がるエネルギー」を、信じていたいのです。


勇気を出してSOSを出した時、それをサポートしてもらえた事にわき上がってくる「感謝」。


誰かに頼る事ができた時に、「次は、僕が・私が…!」と、恩返ししたいというその「想い」。


「受援力」には、「続き」がある。


♪らるご♪の現場を見守りながら、そんな事を信じ続けているのです。


その「続き」って、もしかしたら、「ちょっと良いところ」に繋がっている気がしてきませんか??♪




スタッフ:山口


2026年8月24日月曜日

8月22日交流会 元ひきこもり経験者をゲストにお招きして

8月の交流会に、元ひきこもりを経験され、現在病院でお仕事をされているHMさんをお招きしてお話を伺いました。




高校まで、そして大学でもとても楽しく過ごしながら、なにか理由のわからない不安が通学中に起り、大学2年のときに行けなくなられたという。これまでお聞きした例では、大学生活でしんどくなられた方がほとんどだったのですが、非常にまれなご経験をされました。

社会とつながれず、8年間のひきこもり生活のあと、たまたまご自分で見つけたひきこもり相談のポスターにあった電話番号に電話されました。出会った支援者がよかったとおっしゃっていますが、知らない支援先に自分から連絡をとられた勇気、支援者を信頼する力が、どこで養われて来られたのか?という疑問も、ご両親の対応をお聞きしてなるほどと納得する思いでした。

就職してから、ご両親に「ひきこもっていたとき、なんで何も言わずにいてくれたん?」と聞いたところ、「一番しんどいのはおまえやろ。なにか言うともっとしんどくなる。だからなにも言わなかった」と仰ったそうです。「なんとできた親御さん!」とみんな感心してしまいました。

 

ご参加者の感想から、HMさんの言葉で印象に残ったこと

・親御さんは不安だろうけど、本人が一番不安な気持ちでいる。

・8年間ひきこもった自分でも、こうして仕事をしている。絶対動き出すタイミングがくる。タイミングは人それぞれ違うが、それまで見守ってあげてほしい。

・ゴールは絶対来る。

 

HMさんのお話のあとで、それぞれのお子さんの近況を話して頂きました。その一つ一つを肯定的に受け止め、希望を見出されるHMさんの応答に、参加者のみなさんのお顔がほっと緩むのを感じました。

HMさん、将来に希望の持てるお話をしてくださり、本当に有難うございました。

HMさんからも一言。

「3家族様とも、お子さんのことを大事に思われていると、すごく感じました。

3家族さんともに、今日のことを笑って振り返れる日が来ることを願っています。」

 

2026年4月20日月曜日

♪らるご♪特製たこ焼き話 ~皆さんの優しさと笑顔を添えて~

久しぶりのブログ更新です!


なぜ、久しぶりになったのか…参加者の皆さんが家族交流会で穏やかに過ごして下さっているのが、「日常」になっていけているのかなとも思いつつ。


では、なぜ今回は久しぶりに更新する事となったのか…それは、今回の家族交流会が「非日常」だったから!


…そう。


初の試み。


「たこ焼きパーティ」を開催してみたのです!!


♪らるご♪が発足して、それなりの年月が経過しました。

お子さんやご家族との関わり方のヒントとなればと、様々な心理講座やスタッフの体験談、同じ様な悩みをもつ方々との言葉のキャッチボール等々。

それらの積み重ねの中で、家族交流会は毎回、穏やかな空気が流れています。

そんな中、とある回で「たこ焼き愛」「たこ焼きはソウルフード」「そうなんですね!」「美味しいですよね~」と、たこ焼きの話題になり大盛り上がり。

そのまま「「「♪らるご♪でたこ焼きパーティをしてみよう!!!」」」…となったのです。

発足以来、スタッフをさせて頂いている私は、そんな皆さんを見ながらこんな風に思っていました。

「…ご家族の事で悩んでおられる方々同士、そんな中でも『楽しいコト』を一緒に考えられる場に、♪らるご♪はなってきたんだなぁ…」と。

そして、4月18日、パーティ当日。



少し語弊があるかも知れないですが…スタッフとして、いつもいつも思っている事。

♪らるご♪の参加者の皆さんは、とにかく「優しい」です。

そして、とにかく「熱心」です。

それから、とにかく「一生懸命」です。

だから、たこ焼きパーティも、「食べて食べて!」「焼きますよー」「わっ、ありがとうございますー」…ほら、お優しい。笑

数台に及ぶたこ焼き機に、輪になってワーッと向き合い、必死にくるくる焼き焼き…もう職人さんの様です、「熱心さ」がこんな場面でも伝わってきます。驚

「では、みんなで…」…「「「いただきます~」」」→「美味しい、美味しい!」「具がたくさん!手づくりって感じ~*」「ポン酢も合うんですね!」…食べる事にも全力、「一生懸命」です。笑

そんな皆さんが、♪らるご♪という場所が、とにかくステキだと改めて感じた1日でした。



お買い物、準備、後片付け…たくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました!!



たこ焼きパーティで楽しむだけでは、悩みや迷いは解決しない現実があるのだろうと思います。

それでも、ほんのひと時でも。

「楽しい」「嬉しい」「美味しい」という「幸せ時間」を笑顔で過ごして頂けたなら。

そんな時間も含めて、♪らるご♪が共に歩んでいけるのなら、これ幸いですな**

そんな風に思えた、ステキな機会でした!

2025年11月4日火曜日

「不登校体験」を語る機会を終えて、今、思うコト

 「秋の雨」が降り注ぐ中、約2か月ぶりの家族交流会。大勢の方がご参加下さりました。今回のテーマは、「体験発表を聴く」。




私・♪らるご♪スタッフ山口の、不登校の体験を皆さまに聴いて頂くという機会となりました。

 ♪らるご♪が発足して、3年以上が経過しました。皆さんとお会いする中で、ポツポツと私自身の思いや考え、経験などを断片的にお伝えしてはきたと思うのですが、しっかりとお時間をいただいて、1から現在に至るまでのお話をする機会は初めてだったので、とても緊張しておりました。

 「『今さら…』って思われちゃうかな」。

 「結局、何のお役にも立てない時間となってしまったら、どうしよう…」。

…♪らるご♪会員の皆さまがお優しく熱心で、穏やかで明るい方々である事は充分理解しているつもりなのに、ついつい心配してしまっていたのですが、いつもと変わらず温かな目線で見守って頂きながら、嬉しい気持ちでお話をする事ができました。

 これまでも、色々な場所で「不登校の体験談」を語ってきました。

やっぱり、なかなか勇気とエネルギーが要る事で、今になって振り返ってみると、会場の雰囲気や体調、心の調子等によって、「語る事ができる範囲」の様なものが異なっていた様に思います。

不登校になった頃の心模様はお伝えできたけれど、「キッカケがいじめであった」という事は、なんだかお話できなかったりとか。

家族とのエピソードを質問された際、いまいちオープンにでききれなかったりとか。

初めて体験発表をさせて頂いた翌日、体調を崩し布団から起き上がる事ができませんでした。

そんな経験もあってか、私にとって「語る事ができる範囲をコントロールする」という事は、「明日以降も元気でいるための、自分自身を守る術」だったのかも知れません。

 以前、いつ、どなたのお言葉だったか、ふと「体験談を聴くという事は、その瞬間は役に立つけれど、結局は聴き手次第だ」と耳にした事があります。

そのお言葉の通りだとも思います。

ただ、聴いて下さるその時間、山口の拙い言葉に耳を傾けながら、めいっぱい、ご家族さんに思いを馳せて下さる。

一生懸命に向き合い、考えて下さる。未来に光がさす様な気がしてくる。少し、気が楽になる。…「話し手」からすれば、それだけでもう、充分だと思うのです。

「明日から、皆さんの笑顔が増えます様に。

少し、肩の力を抜いて頂ければ」…そんな思いで私は、拙い言葉たちをかき集めながら、いつも「体験談」を話しています。

 自ら「自身の体験談」を振り返り、この様に文章を綴らせて頂くという経験は、今回が初めてです。

家族交流会当日を含め、とても貴重な機会をいただきました。本当にありがとうございます。

 「不安や心配な事はたくさんあるけれど、とりあえず今は肩の力を抜いて、笑っていよう」…私の拙い体験談が、その様に思って頂ける機会となれば、幸いです。

2025年9月8日月曜日

「体験談」が見出す「明日」と、その意味

暑い。暑い、暑い。口を開けば、もうこの単語しか出てこないんじゃないかというくらいの、この夏。8月の最終日、♪らるご♪の家族交流会が行われました。

 入ってこられる皆さんは、あまりの暑さに頬を赤く染めて、汗を拭き拭き来られます。そんなお姿を見て、「暑い中、来て良かった!!」と満足して頂きたい!と、こちらもギアが上がります!!

今、♪らるご♪に通って下さっている皆さんは、「初めまして」からそれなりに時間が経った方たちばかりです。以前はお越しになった際、不安感や緊張感をもっていらっしゃる様子もありました。

しかし、同じ様なお悩みをもつお父さん・お母さん同士、色んなお話を交わす中で安心感ももって下さっているのか、受付の時点で明るい表情を見せて下さる事が、とても嬉しくたまらないのです。そして今回は、安心感だけでなく、「期待感」も感じ取る事ができました。



 今回は、「東山不登校・ひきこもり親の会」で支援者としてご活躍されている上坂さんに加え、♪らるご♪をご卒業されてからもご自身のペースを保ちつつ社会で活動をされているお子さんを変わらず見守っておられる、Sさんの体験話をお伺いする事ができました。

 お子さんの、いわゆる「つまずき」はどんなもので、何がキッカケだったのか。

 親子共にシンドイ時、どんなコミュニケーションがあったのか。

 いざお子さんが社会を繋がり始めた時、どんな想いで見守っておられたのか。

…熱心に、でも温かく、時には笑い声も響く中、あっという間の2時間でした。


 「体験をされた方の言葉に、耳を傾ける」という事の効果を、改めて感じる機会となりました。以前、いつの・どなたからの言葉だったのか、「体験談は、その時には役に立つけれど、その後は結局、自分自身の問題だ」と耳にした事がありました。間違いはありません。「結局は、自分自身だ」なんて事は、不登校・高校中退を経験した私自身が一番分かっているのかも、とも思います。それでも、なんらかの希望を見出し、エネルギーが湧き、その後の生活や生き方に前向きになれるという事も、間違いないのだろうと思います。改めて、その機会の貴重さを感じる事となりました。


なにをもって♪らるご♪等の支援の場を「卒業」とするのかは、人それぞれなのだろうと思います。

♪らるご♪以外の、就労支援の窓口に繋がれた。

お父さん・お母さんの状況が安定し、お子さんを支える余裕ができた。

とりあえず、アルバイトを始めてくれた。

…もちろん、その様に状況が好転しても、「子どものために通い始めたけれど、私自身のためにもなっているから」と、♪らるご♪を続けて下さっている方もおられます。帰り際、より元気になっておられる皆さんの表情を拝見しては、勝手に幸せな気持ちになっております。笑


 どの様な年代の方も、「夏休みが終わって、2学期が始まる」「夏が終わる」というこのタイミングは、ソワソワするものかも知れません。「なんだか上手く言えないけれど、不安…」…そんな時。♪らるご♪が寄り添える存在で在り続けられたらなと願っております。


2025年7月20日日曜日

7月19日「子どもの“資源”を見つめ直す交流会で」

昨日は、蒸し暑い京都の日中に♪らるご♪の家族交流会を開催しました。そんな中、6名のご家族にお越しいただき、本当にありがたかったです。

皆さん、汗をふきふきよく来てくださいました!



今回のテーマ:「お子さんのリソース(資源)を見つめよう!」

親御さんには、ワークシートを通じてお子さんの“強み”や“支え”になっている「人・もの・こと」を整理していただきました。

  • 日々の支えになっている人・もの・ことって?
  • それがあるから日々を過ごして行けること
  • 好きなこと、得意なことは何かな?
  • 長所/短所をポジティブにとらえると?
  • 安心して帰っていける居場所は?

結果は…たくさんの“リソース”が出てきました!
それを聞いて感じたのは、「この眼差しがあれば、ご家庭がちゃんと居場所になっているだろうな」ということ。そして、これこそが次の一歩につながる大きな力になるのです。




 交流会で伺った嬉しい変化

  • 家族との会話が自然と増えた
  • 子どもの笑顔を見る機会が増えた
  • 家族と一緒にテレビを見るリラックスした時間が増えた
  • 自分から「~へ行きたい」と言えるようになった

こんな小さな変化を一つひとつ、ご家族と一緒に喜び合えたのが何より印象的でした。




未来の一歩につながる変化

こうして日々が少しずつ楽に、居場所として安心できる“家の空気感”が育まれると…
2
年、3年後には、

  • 自動車教習所に行くようになった
  • 自分で「必要」と感じて病院に行った
  • 就労支援につながった
  • バイトに行くようになった

という大きな変化が生まれています。

でも、何よりも素晴らしいのは、家族の会話が増え家族関係がよくなったこと。これは、ご家族の一生につながる“宝物”だと思います。



あらためて気づいたのは、
「たったひとつの強み」に注目するのではなく、
「ご家族もご本人も日々の小さな良い変化を見つけて喜ぶ」ということ。

そして、それを親御さん自身が大切に思い、それを共有し、喜び合えることで…
小さな積み重ねが、未来の大きな一歩へとつながっていくのですね。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございます。
また次回も、日常の小さな“宝物”を一緒に見つけていきましょう
🌟

♪らるご♪福本早穂       

2025年5月27日火曜日

「ニュー♪らるご♪」…変わるものと、変わらないもの

 ♪らるご♪が産声をあげてから、3年が経とうとしている今。

スタッフもそれぞれ状況が変化し、今までとは違う顔ぶれとなりました。

今年度初となる5月17日の家族交流会は、そんな「ニュー♪らるご♪」を皆さんにお伝えする機会となり、ソワソワしていましたが、変わらぬ笑顔の花がたくさん咲いて、とても嬉しい日となりました。


これまでは、参加者の皆さん全員で輪をつくって、スタッフも共に「あーなんだ、こーなんだ」「そーなんだ・どーなんだ…!?」…と、思い思いにお話をして頂いていました。

そんな中、今回は初めて、「お父さん」と「お母さん」に分かれてジックリお話をして頂いたり、聴いて頂いたりという試みをしてみました!

だからこそ、「あーだこーだ」に加え、男性同士ならでは、女性同士ならでは話せる「本音」もポロリ…!?


私自身、不登校の経験者です。

当時、「お父さんにだからこそ言えること」や「お母さんにだからこそ聞けること」が、確かにあった気がします。

役割分担や形作るメンバーなど、「家族」というものが多様化している中でも、もしかしたら共感して下さる方は多いのかも知れません。

ただ、経験者として嬉しかった事は、相手が誰であれ、「向き合ってもらえた」と心から思えた時でした。

言葉らしい言葉はなくとも、気にかけてもらえたり。

なんとなく距離はあっても、親身になってもらえていたり。

私自身が元気でいられている事、美味しくごはんを食べられている事に、「あぁ、良かった」と心から一緒に喜んでくれる人がいるというのは、なんと幸せな事なのだろうと思うのです。


大切な人が笑っていたなら、どうか一緒に笑って「今のあなたの笑顔、素敵ね」と伝えて下さい。

大切な人が美味しそうにごはんを食べられていたなら、どうか「あなたと食べるごはん、美味しいわ」と伝えて下さい。

大切な人が何かを必死に伝えていたなら、お忙しくても一度、手を止めて、どうか身体全体で受け止めてみて下さい。

なかなか伝える機会がなくとも、例え返事はなくとも、「あなたの近くで、同じ時間を過ごせて幸せだなぁ」と、挨拶に添えてでも、どんな形でも良いから、どうか伝えてみて下さい。

これ等は全部、死にそうなほどどん底だった頃、私自身が死ぬほど嬉しかった事です。

…そんな事を想いながら、5月の家族交流会も和やかに・賑やかに終える事ができました。


人の数だけ道があって、人の数だけ答えがあって、その答えにたどり着くまでの歩幅やステップの数も十人十色なのだと感じます。

どんな道であれ、どんな歩幅であれ、共にステップにチャレンジする存在でありたいと、♪らるご♪の一員として願っています。


2024年9月7日土曜日

第3クール 第3回家族相談会「就労支援について~自立へ向けて~」

 みんな、みんな、「七転び八起き」 ~挑戦と失敗と、安心と笑顔と~

うだる様な暑さの中、8月17日、♪らるご♪家族相談会が開催されました。
相談会は月に一度の開催ですが、毎回「どんなテーマにしよう」
「どんな内容なら、『役に立つ!』って喜んで下さるかな」と、
時間をかけてスタッフ一同、一生懸命に頭を悩ませております。
7月は山口から社会福祉や、元当事者として「誰かに思いを伝える事」のお話、
福本から居場所に関するお話があり、今回は藤原から「キャリア」や「就労」のお話!
やっぱり、皆さまの「就労」に関する話題への関心は、いつでも高い!!
たくさんのご参加がありました**

藤原からのお話は、「就労のために最低限必要になってくる事」ということから、
「どんなお仕事がしたい?どんなお仕事ならできそう?」という、
ご家族にとっては「お子さんへの理解」が、
ご本人さんにとっては「自己覚知」が必要そうな話題まで多岐に渡り、
資料を前に必死に考えを巡らせている皆さん。
そんなお話の内容や皆さんのご様子、私自身の経験も踏まえ、
少し考えを綴ってみたいなぁと思います。

もしかしたら就労に関するお話に限らないのかも知れませんが、
「よし、そろそろ就労に向けて準備を始めてみよう!」
「気になる求人を見つけた…面接に行ってみようかな」と、
「えいっ」と一歩踏み出した結果が、必ずしも良いものとは限りません。
山口も面接の時点でご縁が無かった事もあるし、
いざ蓋を開けてみれば職場で求められるスキル=自分自身がメッチャ苦手な事で、
それはもう非常に苦労した…という経験もあります。
「結局、辞めてしまった」とか、
「最後まで頑張ったけれど、今はちょっと休憩したいな…」とか、
その選択は誰にも止める事のできない「権利」です。

そして、「トライ&エラー」は、
何かをチャレンジする上ではつきものだとも考えています。
もちろん、この「トライ&エラー」そのものを否定するつもりはありませんが、
「『安心な環境の下』での『トライ&エラー』」に
チャレンジして頂けたら良いなと願っています。
例えば、「今、どんな『トライ』が必要で、
どんな『トライ』なら成功率が高く自信に繋がるか?」
を一緒に考えてもらったり、
実際に「トライ」をサポートしてもらえたり。
「上手くいかなくて、『エラー』しちゃったよ…」という時に、
温かく励ましてもらえたり、
「『エラー』の原因って、何だったんだろう…?」と、
客観的に自分を見つめてもらえたり。
「一旦、『トライ』をひと休みしたい…」
という時だって、あるかも知れません。

7月の家族相談会で山口がお話させて頂いた事ですが、
それまで出来ていた事・続けていけた事が出来なくなったり、
「休みたい」と周りに伝えるのは、とっても、とっても勇気が要ります。
そういった思いもまるっと受け止めて、
一緒に休憩したり、励ましたり、悩んだり、考えたり、
また歩き出す時に、そばに誰かがいてくれる…
「安心できる」ってこういう事ではないかなぁと、山口は考えています。
そして、♪らるご♪がそんな存在の1つであれば良いなぁと願っているのです。

以前、私が失敗して落ち込んでいた時、
とある方から「実は、私もね…」とご自身の失敗談を聴かせて頂き、
ものすごく驚いた事がありました。
驚いた理由は、2つ。
「〇〇さんでも、失敗ってあるんだ…」という事と
(←それを伝えると、「なんやねん、私だって失敗あるわ、私を何やと思てたんや」と、
なんか怒られてしまいました。苦笑 この場を借りてお詫び申し上げます、はい…)、
「そんな風に、失敗を経験している事の『強み』っていうのがあるのかも知れない」
という気付き。
とある知り合いのママさんは、ご自身のお子さんに、わざと昔の失敗談を話して、
笑い合ったり、修正点を教えてもらったり(?)、
コミュニケーションの1つにしているそうです。
バリバリのキャリアウーマンさんも、ステキなママさんも、マイペースな山口も、
このブログを読んで下さっている皆さんも、
みんなみんな七転び八起きでOKなのさっ!!!笑

(スタッフ山口)

2024年5月28日火曜日

第3クール第2回家族相談会「家族交流会」

 「ねぇねぇ、心の荷物、みんなで分け合いましょう?」
~♪らるご♪の家族交流会と、スタッフ・山口の回想~

参加者の皆さんのお声に耳を傾けながら、
スタッフ一同歩みを進めてきた♪らるご♪の活動。
第3クール目に突入し、今回の活動日は汗ばむ陽気になりました。

これまでの♪らるご♪の家族相談会のプログラムは、
講座→ご家族同士の情報交換・交流という流れだったのですが、
今回は初めての「家族交流会」。
初参加の方、少しご無沙汰の方のご参加もあり、
「講座も貴重な学びの時間なんだけれど、
ぜひ他のご家族との関わりやお話をする機会をもちたい!」
という思いをおもちの方がやはり多く、
いつも以上に皆さんの熱心な「声」に耳を傾ける、
そんなステキな日となりました**

 私自身、不登校を経験した1人です。
いつも「…あの頃、どんな事を考えていたかな?」と
当時の記憶を引っ張り出しながら、皆さんの声に耳を傾けています。
今回の交流会に限らずですが、いつも感じるのは、
参加者の皆さんの「熱心な温かさ」です。
そんな中、「子どもとの関係性って、どうやって築けば良いんだろう?」
「次に親ができる事は…?」という話題に。
この話題はまさに「あるある」、よくお話されている事だとは思いますが、
答えを出すのは難しい…
皆さん、共感し、一緒に考え、励まし、心強くなり…
それでも、やっぱり難しい…。
 
あくまで私が考えている事なのですが、
人は誰でも、「こうしたいな」「こうであれば良いな」
という気持ちをもっているものなのだろうと、私は考えています。
希望、願望、切望、熱望…その根底にあるのは
「理想」や「憧れ」かも知れないし、
「焦り」や「一発逆転を狙うぞ精神(?)」かも知れません。
 不登校の状態だった時の私にもあるにはありましたが、
それを初めに両親に伝える事はなぜかできませんでした。
それでも誰かに聴いてほしくて、とにかく頷いてほしくて、
塾の先生に話してみたのを覚えています。
先生は大きく頷いてくれ、当たり前の様に背中を押してくれました。
「怒られなかった」「受け入れてもらえた」と、
ひたすら、ただひたすらホッとしたあの感覚は、今も忘れられません。

 当時、自分の「希望」を口にし誰かに聴いてもらうという事は、
その言葉に「責任」をもたなければならないと、
そんな風に考えていました。
「もしかしたら否定されるかも…」とも思ったし、
そんな風に周りを信用できていない自分も嫌でした。
だからこそ、「純粋に自分を愛していてほしい、
不登校状態になってもうすでにヤバイのに、
これ以上嫌われたりしたらどうしよう…」という対象の両親には
話せなかったのかも知れないと、今になって思う事があります。

 よく、♪らるご♪の講座や交流の中で、
「挨拶や感謝を伝える事の大切さ」や
「あなたのことを気にかけているからね、というサイン」
という様な話題になります。
熱心に聴いておられる皆さんからは、お子さんへの「愛情」を感じます。
だからこそ、♪らるご♪の家族相談会の現場は、
毎回「温かい場所」なのかも知れません。

 当時の私の様に、「ここでなら、話せるかも知れないな」
「ここでなら、安心できるな」…
そんな「心の荷物」を共感し、分け合える場所が、
皆さんにとって♪らるご♪であれたら…そんな風に願っています。

2024年4月28日日曜日

第3クール第1回家族相談会「生きづらさからの回復のプロセスと自立」

こんにちは、久しぶりにブログを担当します、猪本です。
ここ最近は初夏のような暑い日も増えてきましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、2024年4月20日(土)、
♪らるご♪家族相談会 2024年度の第1回が行われ、
3名のご家族の方々にご参加頂きました。

今回は、代表で臨床心理士の福本による
“生きづらさからの回復のプロセスと自立~
心身の回復段階の理解と望ましい対応~”
についてのレクチャーが行われました。
その中で私が印象に残ったのは、
心がつながる魔法のことば“あ・う・た”です。

“あ”はありがとう
“う”はうれしい
“た”はたすかるわ
の頭の3つをとって“あ・う・た”とされています。
では、この魔法のことばは回復過程において、
どの時期に大切かと当事者でもある私が思うには…
正直なところ、全部!の時期に有効だと思います。

私が引きこもっていたころの事を考えたときに、
その頃の心情ととてもマッチしている漫画の台詞があります。
森 恒二先生の漫画の主人公の台詞で、
「やりたい事がないとダメだと 
 夢がないとダメだと 勝てなければダメだと
 幸せじゃないと言われた
 僕もそう思った だからずっと苦しくて逃げていた
 (中略)
 それでも… それでも 母さん……
 僕は…
 僕は 僕であればいいと 言って欲しかった」
森 恒二(2009)『自殺島』1巻 白泉社 より引用
この台詞が、何度読んでも当時を思い出して私は涙が出ます。

私は今でも思うのは、
私たちの生きている社会は何かしらやってないと、
自分が認められないような感覚があります。
例えば、学校に行っていないと…仕事に行っていないと…
何かしていないと、
社会や他人は“自分”を認めてくれないという感覚です。
私も引きこもっているときはよりそれを強く感じ、
自分の存在価値についてすごく悩みました。

なので、親御さんには、
生きていてくれて“ありがとう”という気持ちで、
ありのままの本人を、存在自体の肯定の“ありがとう”
を伝えていっていただければと思います。
そしていずれ、
ご本人さんも自分自身の存在そのものを肯定できるように、
積極的に魔法のことば“あ・う・た”を使って欲しいと思います。

実際、私も動けるように、外に出れるようになっていったのは
「今はこんなどうしようもない自分だけど、

何かできることがあるんじゃないか」
と思えるようになってから、少しずつ動けるようになっていきました。

それでは、また来月、よろしくお願いします。
(スタッフ 猪本)


2024年3月20日水曜日

2/24 こころの回復プロセス解説講座~みんな、みんな、「オンリーワン」

 2月17日で一旦区切りのついた、♪らるご♪家族相談会。
2月24日で開催したイベント「こころの回復プロセス解説講座」は、
それぞれのスタッフが、それぞれの思いや手応えを胸に準備を進めてきました。

参加者は決して多くはありませんでしたが、
だからこそのアットホームな雰囲気と温かさの中に
「熱心さ」が感じられるステキな場となりました。


♪らるご♪のスタッフの一員として実感している事は、
カウンセラーとして活動しているスタッフ、
キャリアや自立についての不安に寄り添うスタッフ、
関心が高まっている医療現場に関わるスタッフ、
元当事者の親という立場から、一言一言に重みのあるスタッフ…

それぞれが大切にしている「信念」や考え方のクセがあって、
とても面白いなぁという事。

もちろん、スタッフで誰かに元気になってもらうための
「作戦会議」をしていると、視点が違ったり、
意見が少しずつ異なっていたりもします。

そんな中で、「なるほど!」や「どうして?」、

「学校現場で働く社会福祉士の私としては
『福祉と繋がるという事=今、まさに辛い思いをしている方々への
安全な生活を守る手立て』だけど、
♪らるご♪の現場で大切にされている事は、
『福祉を知るという事=安心のためのお守りの様なもの』なのか…」
等、気付きや感動がたくさんです。

今回、このイベントでスタッフそれぞれが発信する話題に
耳を傾ける中で心から実感した事は、

「スタッフそれぞれが活躍しているフィールドの中で、
どれが一番とか、どれが重要とか、そんな事ではなく、
みんな『オンリーワン』なんだ」という事。

参加者の皆様もそれを受け入れ、
1つ1つの話題を真っ直ぐに聴いて下さっていたからこそ、
あの様な温かい雰囲気だったのだろうと思います。

もちろん、♪らるご♪スタッフだけでなく、
♪らるご♪に関わって下さっている皆さん、
これから♪らるご♪に繋がって下さる皆さん、
♪らるご♪の活動を応援し見守って下さる皆さん。

皆さんが、ご自身を大切にできる世界が素敵だ。

私自身、時には自分自身に八つ当たりしてしまったり、
自分自身の良くない所ばかりが気になって、
しんどくなる事もあります。

時々、これまでの経験を思い出して落ち込んだり、
「もっと、もっと頑張らないと…!」と、
冷静になれた時には「…我ながら意味分かんないな」
と思うくらい。苦笑、
肩に力が入っている時があったりもします。

でも、「この経験そのものも
誰かの『元気』に変えられるかも知れない」と思える様になった時、
自分自身を以前より愛してあげられる様になりました。

いわゆる「ナンバーワン」の自分じゃなくても、
「オンリーワン」の自分がそれなりには良いと思えて、

同じ時を過ごしてくれる「オンリーワン」の誰かがいる
という事は、幸せなのだと思える様になりました。

ありがたいなぁ~…なんだか、
そんな事をつらつらと思うキッカケとなったイベントでした**

年度末が迫る慌ただしい日々ですが、
深呼吸して「オンリーワンだっ」と呟いてみるのも良い…
かも知れない?笑

(♪らるご♪スタッフ 山口)






2024年2月16日金曜日

第12回 福祉の支援について 親と子 たとえ歩幅が違っても、「心」と「心」を合わせるために

 なんともう、家族会は今年度最終回になってしまいました!
今年ももう2月が終わる?今年は1日多いけれど…早すぎますね。

京都は桜の名所もたくさんあるのですが、
梅も見どころがあちらこちらにあります。
親御さんの近況のお話の中でも、
「子どもと梅を見に行って…」という話が出て、
梅情報の交換をしたりするシーンもありました。
季節を感じながら暮らすっていいですね!

今回は8名のご家族の方に、
社会福祉士の山口から「居場所」についてお話をしました。
ずっと家に一人でいる子どもを見ていると、
親としては家族以外の人と話す場所をもって欲しいと願いますよね。
わたしも長男が不登校の時、
「自分以外の誰かに、誰でもいいから息子を見て欲しい」と思って、
習いごとや居場所など家以外の場所を必死で探しました。
結果は、ことごとく撃沈…どれも長くは続きませんでしたが、
ふりかえってみると動くきっかけにはなったかなと思います。

家族会では、「その人にとっての居場所」ってなにか?
ということを考えました。
誰かに繋がることや居場所という器に行くことが大事なのではなく、
「自分にとって居心地がいい人がいる空間、安心安全な空間」
を居場所と呼ぶというお話でした。
それが、♪らるご♪スタッフの体験のようにピアノ教室の先生でも、
予備校の先生でもいいし…

そういう外の居場所ができてくると、
ますます内の居場所がひとやすみできる場所、
戻れる場所になれたらいいですよね。
お子さんにとってご家族がそういうこころの居場所に、
またご家族にとって♪らるご♪がそういう居場所になれたら
いいなと願っています。

自分の小さい頃を振り返ってみても、
そういう居心地の良い空間って「ここだ!」みたいに
一発ではわからなかったなぁ…
いろんなところに行ってみて、いろんな人に出会ってみて初めて
「なんか、ここは違うな、疲れた」とか「あー、案外楽かも」とか
「行かなきゃと思うとちょっと気は重いけど、
次回もがんばって行ってみようかな」
みたいにじわじわ感じるもののような気がします。
それでいいし、それがいいと思います。

違うとおもったらストップしていいし
次の「わたしの居場所探し」へスキップしてもいいし
どんどん、トライアンドエラーしたらいいし…

探しながら動く。動きながら探す。
自分にとって居心地のいいスペースを探していきましょう!
親自身もねっ!

(スタッフ藤原)


2024年1月28日日曜日

第2クール第11回家族相談会『就労支援について~自立に向けて~』

 こんにちは、久しぶりにブログを担当します、猪本です。
ここ最近は冬らしい寒さが続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、2024年1月21日(日)、
♪らるご♪家族相談会3クール目の第5回が行われ、
10名のご家族の方々にご参加頂きました。

今回は、スタッフ藤原による“就労支援”についてのレクチャーが行われました。
その中で私が印象に残ったのは、
“行動できる環境を探します”のうちの
「苦手なことを避ける」という部分です。
苦手なことを避けるにはまず自分の苦手なことを知っていくことですが、
それを知ると自分の苦手な部分がクローズアップされて、
最初は落ち込むかもしれません。
でも、その苦手な部分を知ることで私は2つ気づけたことがあったので、
それを書こうかと思います。

私は引きこもり傾向だったときに、
<外に出るには絶対に人に慣れないといけない>
<人混みが平気にならなければ、到底、次のステップ(進学・就職)には進めない>
と思い込んでいました。
しかし、やっとの思いで気合を入れて外に出ると
人の笑い声は自分を笑っているように聞こえるし、
人の話し声は自分の噂をしているように思えるし、
帰ると緊張がとけて疲れて頭の芯が痛くなり、
こんな状態では…と自分を責めて落ち込んでいました。
振り返ると、自己肯定感の低さがかなり影響していたと思います。

では、今はどう変わったかというと、
<人混みが苦手な自分がいていいんだ>
と思えるようになってきました。
苦手な自分の部分を受け入れられたことで、
以前より自分を責めなく、許せるようになりました。
言葉にすると「苦手やし、しゃーないか」と言う感じです。
これがまず一つです。

もう一つは、苦手なことを頑張った・頑張っているんだなと
思えるようになったことです。
前よりは薄れてきていますが、電車・バスやレストランなどの場での
人の笑い声や話し声は未だにあまり好きではありません。
でも“人混みが苦手”は、社会生活を生きる上で
どうしても避けられない場面が出てきます。(通学や試験など)
そんな時はやはり気合を入れて、
自分を奮い立たせて乗り切るしかありません。
乗り切った後は、今日はしんどかったけど
自分頑張ったなと思うことが今はできます。

ただ、この2つ目は、苦手なことを乗り切れるだけの
エネルギーが足りていればという条件があります。
(その判断は難しいですが、当事者の自分が一番分かっているかも…?)
もし、無事に乗り切ったのならば相当な頑張りです。
つまり他の人よりもマイナスからのスタートで、
その状況を乗り切ったという事です。
もちろん、苦手を努力で得意に変えれる人もいるかと思います。
それが出来たら最高ですが、
マイナスからのスタートなので、中々大変です。
なので、まずはマイナスからのスタートで頑張っている自分を
認めてあげてほしいと思います。

苦手なことを知ること、決してマイナスばかりではありません。
もし避けられない苦手なことをこれから頑張ろうとしている、
もしくは頑張ってきたことが見つかったら、
自分を褒めてほしいし、

親御さんも気づいたら褒めてあげてほしいと思います。

それでは、また来月、よろしくお願いします。
(スタッフ 猪本)

2023年12月27日水曜日

第2クール第10回家族相談会「家族システムから家族を見る」

 家族相談会はこんな会です

12月の家族相談会は、寒い日にもかかわらず6名の親御さんがご参加くださいました。
今年3月から第2クールが始まり、前半期は毎回10名以上のご参加がありましたが、
後半期になってからは個別相談を始める方もあって、ご参加は6~7名になり、
ゆっくりお話して頂いています。

ひきこもっているご本人は、外につながりを持ちにくいので、
♪らるご♪ではご本人に日々かかわっていらっしゃる親御さんに、
親子関係を改善する方法や情報をお伝えするために、 
毎月テーマを決めてご家族とご本人のコミュニケーションに役立つ心理学や
就労支援、福祉の講座をしています。
今月は、家族をシステムとして見る「家族システムズ・アプローチ」の視点から、
親子関係を客観的にとらえてみました。
日ごろ考えずに言っている言葉が悪循環を呼び起こし、
関係がこじれてしまうことも・・・。

これまで約1年半の間このような家族相談会を続けてきて、
ご家族の関係や親子関係に良好な変化の手ごたえを感じています。
親御さんを通じてオンラインでご本人が♪らるご♪スタッフと
交流する場面も見られるようになりました。

個人の性格やそれぞれの経験が違っているように、
ご家族の形態や状況はそれぞれに違います。
そのご家族の歴史やありようとご本人の人物像を
丁寧にお聴きしてご本人への理解を深めていき、
次のステップへ踏み出すお手伝いをするためにスタッフは議論を重ね、
どうしたらより良い支援ができるかを考えています。
(♪らるご♪代表 福本)

おとうさんもつらい

参加者の皆さんは、具体例を織り交ぜた
福本のレクチャーから感じることがあったようで、
後半の交流の時間で、
日々の家族との関係を振り返りながらの話が弾みました。
ターゲットはだんだん「父親」「夫」に絞り込まれ…

子どもに心配なことが起こったときの父親の関わり方はさまざま。
積極的にかかわったり、うまく母親を支えてくれる人もいる一方で
母親に任せっぱなしの人、理解しようとしない人もいらっしゃる。
最近では母親ひとりですべてを背負っている人もいて、
そこにはまた違うしんどさがたくさんあります。
学ぶことで自分自身や家族のことを少し客観視し、
その上でいろんな人の話を聴くことで自らを振り返り、気づきがあり、
これが家族相談会のいいところだなあと感じています。

父親は往々にして「こんなことをしていてはダメだ」
と厳しい視線で子どもを見てしまい、
何とか受け止めようとする母親と対立関係になることもよくあります。
それでも子どもの苦しさがわかるにつれ、少しずつ変化されるので
子どもに対する思いが強いからなのだなあと感じています。
私の夫もそうでした。
今思えば、時代は変わりつつあるとは言え「一家の大黒柱」という責任感で
父親自身が世間の荒波と戦っているので仕方ないのかなあと。

参加者さんの中にお父さんがお一人。さぞ居心地が悪かったかと。
それでも真剣に耳を傾けて、父親の思いも語ってくださいます。
来てくださってありがとうございます。
今日、何か感じたことを持ち帰っていただくと、
お家の空気が少し変わるとはず。

自分の思いを語る場があまりなく、
つらさを胸にしまいこんでがんばっていらっしゃるお父さんも
ちょっと荷物を下ろしてくださったら、
ご自身もご家族も生きやすくなるのではないでしょうか。
家族相談会でそのお手伝いができたらと思っています。
(事務局 南野)



2023年11月26日日曜日

第2クール第9回家族相談会「傾聴ワーク~伝え方を変えよう」  

「少~し、ゆるゆる♪」から始めよう!…宝物の様な時間への1歩かも? 

11月の家族相談会。いつも通り、代表の福本によるワークからスタートです。
今回のテーマは「アサーション」。
コミュニケーションスキルの1つですが、
「相手を傷付けずに、でもちゃんと伝えたい事を伝える」という
「平等」と「人権尊重」にも繋がる考え方とのこと。
ふむふむと熱心に耳を傾ける方、「『アサーション』、知ってます!」という方、
様々な方がいらっしゃいましたが、「現実は、なかなか…」という方も。
そんな中、「やっぱり相手の本音が分からない…」とポツリと吐露される方が。
そもそも、「本音」を上手にさらけ出せる人なんて、少ないんじゃないだろうか。
そんな風に思う事もあります。
 
私が中学校で不登校の状態になり始めた頃。
よく、「どうしたいのかな」「思う事を言ってみて」
と言われた事がある様に思います。
家族を含め、周りで支えてくれた方々も必死でいてくれていたのでしょう。
しどろもどろになりながら応えていたとは思いますが、
いつも自分の言葉に「しっくり」こなかった気がしています。
その理由は、「自分で自分の気持ちが分からなかった」から。
「なんで?自分の事なのに」とツッコまれてしまいそうですが、
不器用な私にとって、自分の気持ちと素直に・正直に向き合うのに、
なかなかの時間が必要だったなと思います。

それでも、「選択すべき時」は容赦なく訪れます。
「次回の定期テストはどうする?」「修学旅行は行く?」…。
それに、自分を守るためにとはいえ、
相手に「それは、嫌なの」と伝える事は、とても、とても勇気が要ります。
私が最も家族に言いにくかった言葉は、「しんどい」と「休みたい」でした。
実際の相手の反応はともかく、「がっかりさせてしまうかも」
「怒られてしまうかも」と、伝える事に怯えていた気がします。
 
「そんな日々の中で、家族に自分の思いを伝えやすいタイミングはありましたか?」
とご質問が。
あくまで私は…というお話ですが、
「不登校」をしていると、我が家の色んなルーティンが見えてきます。
その中で私が母とのお話タイムとしてターゲットにしていた時間帯は…

「母が夕ごはんをつくり終え、座った時」!

ひと段落ついて、ゆるゆる~な落ち着きタイム♪…
なんとなく話しかけやすかった気がしています。
その時間のテレビはもっぱらニュース番組。
ドラマと違って見逃しても夜にも別のニュース番組があるので、
母のプライベートの時間として「貴重すぎない」のも魅力でした。笑
どんなに辛い時期でも、私なりに、母を含め家族には
「『楽しい』と思っていてほしい」と願っていました。
今思えば、真剣で、真っすぐで、良くも悪くも健気で、
ある意味「愛おしい時間」だったかもと思います。
 
少~し、ゆるゆる♪…肩の力を入れ過ぎない方が心地良いのは、
いつでも・どこでも・誰とでも、共通する事なのかも…と思います。
誰かとの思いがけない宝物の様な時間も、
「ゆるゆる」から始まる!…のかも知れない…!笑(スタッフ 山口)




2023年10月30日月曜日

第2クール第8回家族相談会「経験者に聴く 子どもの心の回復過程」②

 今回は公認心理師として働いている♪らるご♪スタッフの猪本の
ヒューマンヒストリー(大げさ?)を伺い、
標準的な回復段階表とイノモトオリジナルの段階を比べながらたどっていきました。 
 
何度も何度も折れずに立ち上がる、壮絶なストーリーはこのようなものでした。
 
***
“周りに遅れたくない” “環境が変わればなんとかなる”と、
熊本の猪本青年は自分を奮い立たせ、持ち前の真面目さと努力でがんばるものの、
中学・高校の教室に行くとお腹が痛くなったり緊張で喉が締めつけられたり、
気持ちが悪くなったり…
予備校時代のひとり暮らしのときも、教室の空間が辛く通えず、ひきこもり
“買ってきたごはん、ただ寝る、ネットとゲーム”の毎日
今後の人生を考えたくない、気を紛らわすだけの生活
 
生きている意味を考えていた猪本青年が“自分を認めてくれた!親が理解してくれた!”
と感じたお母さんの一言があったそうです。
 
「あなたと私は生き方が違うんね」
***
 
私の2人の子どもも不登校になった時、ひきこもり生活をしていました。
最初は、親子ともどんどん周りに離されていくことに焦ったり、
現実を見つめては落ち込み、これからこの子はどうやって生きていくんだろうと
不安になることばかりでした。
 
“親子であっても、あなたと私は生き方が違うんだ”と
当たり前のようで当たり前でなかったことに気づいた時、
ふっ~と肩の力が抜けていったように思います。
“人と同じようにフツーが一番”と思っていた私と、
“フツーに何の価値がある?何のために何をするのかが大事でしょ”
と思っていた長男とは合うわけがないですね~。
大切にするもの、スピード感、気になる感覚、好きな雰囲気など、
あれもこれも違う…
 
子どもたちは、レールやモデルがないから
どこに走り出したらいいかわからなかったんでしょうね。
だからずっと家の中で立ち止まっていたんだと思います。


オリジナルの人生を見つけるには、コンビニでバイトをしてみては1週間で辞めたり、
東京で一人暮らしをしてひきこもりになったり、
あれやこれやと試行錯誤する経験が必然で必要だったのだと思います。
“自分は自分でいいわ。こういうふうにしか生きられないわ”
と踏ん切りがつくまで時間はかかりました。


どうせ時間がかかるのだったら自由な時間を使って、
レール通りでは経験できない未体験ゾーンを
ご家族で楽しんでみてはどうでしょう。
 
これから、いよいよ紅葉の季節です!
平日早朝、京都のお寺散歩とか、贅沢ですね〜。
オリジナルの人生のご家族だけが知っている
ワクワクでかけがえのない時間です。
 
(スタッフ 藤原)

後半は参加者さんに感想と最近の子どもさんの様子をお伺いします。
みなさん、猪本の話を聞きながらご自身の子どもさんのことに心を寄せて
「長い目で見守りたい」と思いつつ、思うように動き出さないことを案じられます。
その一方で子どもさんの小さな変化を語ってくださることもよくあります。
親の目だけでわからない変化でも、他の参加者さんやスタッフからのコメントを聞いて
「そういえば」と気づかれることも多いようです。
親だけで抱え込まないで、今の子どもさんにとって必要なことを
ともに考えていく場になればと思っています。

「経験者に聴く 子どもの心の回復過程」①もぜひお読みください。


第2クール第8回家族相談会「経験者に聴く 子どもの心の回復過程」①「生きていて、良かった」と思える心

家族支援ネット♪らるご♪に携わらせて頂き、
毎回、家族相談会では「感動」と「気付き」がたくさんです。
今回、今までとはまた違った「感動」と「気付き」があり、
そして自分自身を見つめ直すキッカケになりました。
不登校・ひきこもりの経験者であるスタッフの猪本の体験談をお聴きし、
「将来を考えたくなかった」「学校に行けていない自分自身から逃げたかった」
…これは、経験者の方なら、多少なりとも共感できる言葉だったのではないかな、
と思います。

「今も(普通に学校に通えていた人と自分を)比較してしまいます」
「でも、そもそも『生き方』が違うんだ、と」
…私も不登校の経験者の1人です。
初めて学校を泣きながら休んだ日から20年以上の年月が経つのに、
心の中の肝心な所が、あの頃のままの様な気がする時があります。
一生懸命にお仕事をしてみても、疲れきって泥の様に眠っても、
綺麗な景色を観にオシャレをして出かけても。
私なりに毎日を頑張ってはいるのだけれど、心の中の肝心な所は、そのまま。
でも、猪本の「命」「生きるということ」についての核心を突く様な話題に、
「それならそれで、良いじゃないか。ボチボチいこう」と安心感をもらいました。
また、そんな話題の中で、等身大で透明感のある「生きていて、良いんだ」
「生きていて、良かった」という力強いメッセージは、
♪らるご♪の現場に限らず、誰もが心を動かされるのではないかと思いました。

「生きていて、良かった」と思える心の背景には、それまでのその方のストーリーと、
そのストーリーに関わる温かい優しい「出会い」がある様に思います。
もし、誰かにとって、その「出会い」の一部が♪らるご♪であるなら、
私としてもこんなに幸せな事はありません。
もし、そうなら。
私の方こそ、「生きていて、良かった」。(♪らるご♪スタッフ 山口)

2023年9月22日金曜日

9/16 第2クール第7回の家族相談会「子ども(人)が求めている関わり」

 第2クール第7回の家族相談会は「子ども(人)が求めている関わり」をテーマに
福本から「ストローク」について学びました。
「ストローク」……聞き慣れない言葉ですが
「あなたがそこにいるのを私は知っていますよ」という相手に対する投げかけ。
ストロークがないというのは「無視」「無関心」「返事がない」という状態です。
ストロークには快適な「肯定的ストローク」と不快な「否定的ストローク」があり、
子どもに「肯定的ストローク」を与え続けることで
子どもの自己肯定感が高まり、自信ができる。
そして心身のエネルギーを充電し、高めることができるのです。

という話を聞いた後、「思い込みを変えよう!」というワークシートに
「あの時はがんばったなあと思うこと」「自信がついたなあと思うこと」
「人から褒められたり認められたこと」「自分の長所」という項目を
自分のこととわが子のことに思いを馳せて記入。
その後、いつものようにお互いの話を聞き合いました。

いやあ、ワークシートの効果は絶大!!!
どうしても子どもを否定的に見てしまいますが、
みなさん、子どもさんのいいところをいっぱい語ってくださいます。
その上で「私はほめるのが下手だから……」とおっしゃいますが
それもしかたありません。私も同じ。
だって、自分自身がそんなにほめられた経験がないのですから。
でも、自然に出てくる「ありがとう」「がんばったね」「すごい」などなどの気持ちは
表情や仕草からも子どもさんにちゃんと伝わっていると私は思っています。
中にはご自身の考えの偏りに気づかれる方もいらっしゃって、
ワークを通して自分に問いかけることも大事だなと感じました。

最後に「自分探し」シートを記入。
参加者がお互いに「その人のいいイメージ」を書き合って回します。
受け取ったシートには自分では気がつかないような
「いいイメージ」が書かれていて
みなさんにほめられた気分。これは宝物になります。

今回は参加者さん5名、スタッフ3名と少なめでしたが
その分、ゆっくりとお話を伺えたと思います。
お互いに交流もされ、温かい会になりました。(事務局 南野)



2023年9月2日土曜日

第2クール第6回家族相談会 「『心の居場所』をつくるには?」

早いもので、8月19日は第2クール前半の最終回でした。
お盆直後とあって、お休みの方もいらっしゃいましたが、
新規の参加者さん1名、ご夫婦参加3組を含めて
10名の方にお越しいただきました。
暑い中、ありがとうございました。

最初に社会福祉士の山口から
「『心の居場所』をつくるには?」と題したお話を。

福祉を「ふだんの、くらしの、しあわせ」ととらえると
ちょっと親近感がわきませんかというところからスタート。
そして、みんなが心の中に「3匹の『たい』+1」を飼っているって??

「認められ『たい』!」「褒められ『たい』!」「誰かの役に立ち『たい』!」
そしてもうひとつは「コレがし『たい』」。
誰にもじゃまされることのない、本人にとって大切な「興味」や「関心」
そして熱意に似たもの。
そして3匹の「たい」と「コレがし『たい』」を
ありのままに出し、チャレンジするために、
不安や失敗を受け止めてくれる土台=「居場所」が必要。

ここまでの話を、みなさんが自分の子どもさんのことを思い浮かべながら
とても興味深く聞いていらっしゃることが伝わってきます。
後半の2グループに分かれてのお話の中でも話題になりました。

その中で、どの親御さんもおっしゃるのが
「肝心な話をしようとすると、シャッターを閉めてしまう」子どもの姿。
私ももちろん、経験があります。
子どもの「コレがし『たい』」を聞き出すのは本当に難しい。
ひとつは、子どもの「し『たい』」ことと、
親がやってほしいこととが違うこと。
「言ってもどうせ否定されるから」と言い出さない。
それから、本当に「し『たい』」ことは、自分の心の中で温めて
出すタイミングを計っていることもあります。

そしてやはり大きいのが、チャレンジする不安や
失敗したとき受け止めてもらえるかどうかが心配で……
ということでしょう。
親が土台になり受け止められればいいのですが、
それもなかなか難しいことです。

もちろん、家庭も大切な居場所のひとつですが、
子どもさんによっては家庭以外の場所を求められているかもしれません。
あるいはすでに、例えばゲームなどで繋がりができた
netの中に居場所があるかもしれません。
親としては非常に気をもむ部分です。

山口は、本人の希望や悩み、ちょっと言いにくいことを
聞き取って代わりに伝えることも含め、
「コレがし『たい』!」を発信するお手伝い=
「居場所づくり」をする一員でありたいと言います。
「『たい』を実現するための作戦会議」。
ふむふむ、なるほど。

また「合理的配慮」や「しょうがい者手帳」などを使った事例の紹介もあり、
子どもが「コレがし『たい』」にチャレンジするための手助けとして
考えていくのもひとつなのかなと感じました。

今までとはちょっと違う角度から福祉をとらえた話は
みなさんとても興味深かったようで
「福祉を身近に感じました」というご感想も。

今回の話を聞いて
「コレがし『たい』」を出しやすく、
チャレンジしやすい土台=「居場所」をつくるために
家族相談会や個別相談を通して、
今、お子さんにどんな手助けが必要かを
親御さんとともに考えていくことが、
まず私たちにできることだなと再確認しました。

家族相談会は9月から第2クール後半に入ります。
試行錯誤もしながら、よりよい会にしていきたいと思っています。

♪らるご♪事務局 南野




2023年8月24日木曜日

どうすれば継続して社会とつながれるか

 こんにちは、スタッフの猪本です。
今回は、以前のブログで書いた、
“どうすれば継続して社会とつながれるか”について、
自分の経験と照らし合わせながら、思ったことを書きたいと思います。

社会とつながっていく段階で、
心の傷つき体験が多いほど時間がかかり、その継続の難しさを
自信がざるからこぼれていくように中々積み重ならない
と藤原さんが仰っておられたかと思います。

この話から、私も自分に自信がなかなか持てないと
大学の学生相談室で話していたことを思い出しました。
私はこの自信が積み重ならない感じを
“砂の上に建てられた城”のようだと例えていました。
自信になりそうな体験(成績が良かった、発表を頑張ったetc)
を材料として城を建てようとするのですが、
少しの失敗(他人から見たら小さいものでも)が
大波となって押し寄せてきて、それまで建てていたものを全部崩してしまう…
という感じです。
これが頭の中で繰り返されている感じがしていました。

そこで学生相談室の先生と話す中で、
2つのことを今後やっていこうかと話した覚えがあります。
1つ目は、土台を“砂”ではなくて“土”にしていくにはどうするか
2つ目は、大波を防ぐ“防波堤”をどうつくるか
という目標です。

1つ目の砂を土に変えていく作業とは、
「自分で気づかない頑張れたことを、気づかせてもらうこと」です。
自分に自信がないと基本的にネガティブな発想になりがちなので、
自分のやったことの頑張りや、価値に
自分では気づかないことが多々あります。
そこを親・先生・友人etcに気づいて指摘してもらうことで、
気づくことができるように思います。
最初は指摘してもらって気づくことが多いかと思いますが、
段々と自分でも気づけるようになっていくのではないでしょうか。

2つ目の大波を防ぐ防波堤をつくる作業とは、
「嫌な経験に反論する自分をつくること」だと思います。
私が今でも戦っているのは、
不登校・引きこもりになったから今の自分は他人と比べて劣っている
と考えてしまう自分です。
反論として、そういった経験をしたからこそ出会えなかった人もいるし、
今は支援者として誰かの力になりたいという原動力にもなっている
と考えるようにしています。
この大波が、傷ついた経験が多い人ほど強く、
あらがいづらいものだと思います。
〇〇だから、今の自分は…と考えて大波を流されてしまう自分に
反論する防波堤の自分を作ってあげてほしいなと思います。
これも、他人から指摘してもらって気づくことも多いと思います。

砂を土に変えていく作業、防波堤を作る作業、
私もまだまだ作業の途中です。
すぐネガティブになって、自分はダメだなと考えがちです。
そういったときに、親・上司・先輩・友人からの助けを得て、
何とか立ち直ってまた歩きなおしています。

なので、親御さんには本人が気づいていない良いところに
気づいてあげられるように目を向けていただければ、
そして伝えられそうなら、そこを言っていただければ
嬉しいなと思います。

(スタッフ 猪本)

「良いところ探し」と、「○○力」

 10月なのに。 暑い。暑い。暑いじゃないか。 それでも、かすかに感じる秋のお祭りの高揚感。 そんな中、今月も♪らるご♪の家族交流会が開かれました。 今回も、参加者の皆さんの近況やエピソードを伺います。 …ただし。 とある「お題」が。 それは…「近況」の中でも、「良いところ探し」...